JP1/Advanced Shell
JP1/Advanced Shellの環境ファイルに設定するパラメーターを次の表に示します。
表7-1 JP1/Advanced Shellの環境ファイルに設定するパラメーター
パラメーター名 定義内容 パラメーター指定 指定できる個数 ADSHCMD_RC_ERROR スクリプト拡張コマンドが失敗したときの終了コードを定義します。 任意 1 ADSHCMD_RC_SUCCESS スクリプト拡張コマンドが成功したときの終了コードを定義します。 ASC_FILE カバレージ採取の一括有効化機能で使用する蓄積ファイル名の生成規則を定義します。 BATCH_CVR カバレージ採取の一括有効化機能を有効にします。 CHILDJOB_SHEBANG
【Windows,Linux限定】子孫ジョブとして実行するジョブ定義スクリプトファイルの実行プログラムパスを定義します。 255 COMMAND_CONV_ARG
【Windows,Linux限定】コマンド実行時にジョブ定義スクリプト中の引数を変換する規則を定義します。 KSH_ENV_READ シェル変数ENVを読み込むかどうかを定義します。 1 LOG_DIR※1 システム実行ログを出力するディレクトリのパス名を定義します。 LOG_FILE_CNT※2 システム実行ログをバックアップする面数を定義します。 LOG_FILE_SIZE※2 システム実行ログを出力するファイルサイズを定義します。 OUTPUT_STDOUT
【Windows,Linux限定】ルートジョブの標準出力の出力先を定義します。 PATH_CONV 絶対パスのパス名を変換する規則を定義します。 255 PATH_CONV_ACCESS
【Windows,Linux限定】ファイルの入出力時にジョブ定義スクリプト中のファイルパス名を変換する規則を定義します。 PATH_CONV_ENABLE パス変換機能を有効にします。 1 SPOOL_DIR※1,※3 スプールディレクトリのパス名を定義します。 TEMP_FILE_DIR※1 一時ファイルを格納するディレクトリのパス名を定義します。 TRACE_DIR※1 トレースを出力するディレクトリのパス名を定義します。 TRACE_FILE_CNT※4 トレースを出力する面数を定義します。 TRACE_FILE_SIZE※4 トレースを出力するファイルサイズを定義します。 TRACE_LEVEL トレースを出力するレベルを定義します。 UNSUPPORT_TEST
【Windows限定】サポートしていない条件式を実行した場合の動作を定義します。 条件ごとに1
- 注※1
- 該当するパラメーターで指定するディレクトリを別々に分けることで,同一ホスト内で複数環境を使い分けられます。
- 注※2
- 複数のユーザーが同じファイルにシステム実行ログを出力している場合には,LOG_FILE_CNTとLOG_FILE_SIZEは,最後にシステム実行ログの出力を開始したユーザーの設定値が有効になります。
- 注※3
- クラスタ運用で待機系のホストに情報を引き継ぎたい場合は,引き継ぐディレクトリをホスト間で共用します。その場合は,少なくともこのパラメーターのディレクトリをホスト間で共用します。
- 注※4
- 複数のユーザーが同じファイルにトレースログを出力している場合には,TRACE_FILE_CNTとTRACE_FILE_SIZEは,それぞれ,より大きい値を指定したユーザーの指定が有効になります。
- また,環境ファイルでTRACE_FILE_CNTとTRACE_FILE_SIZEを変更した場合は,既存のトレースファイルの面数およびファイルサイズの設定値と比較して,それぞれ,より大きい値を指定したユーザーの指定が有効になります。
- トレースファイルの面数およびファイルサイズを小さくする場合は,トレースフォルダにあるファイルをすべて削除してください。トレースフォルダにあるファイルをすべて削除するときは,同じトレースファイルにトレースを出力しているジョブがないことを確認してから行ってください。
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