JP1/Advanced Shell
シェル標準コマンドを実行した場合,シェル標準コマンドの種類およびシェル標準コマンドの実行結果によって,ジョブの実行を中断することがあります。この場合,KNAX6584-Iメッセージを出力して,後続ジョブステップおよび後続ジョブ定義スクリプトを実行しません。run属性がabnormalまたはalwaysのジョブステップについても実行しません。
また,この場合,実行したコマンドに対しては,#-adsh_rc_ignoreコマンドの指定および#-adsh_step_startコマンドの-successRC属性の指定は有効になりません。
- <この項の構成>
- (1) ジョブ定義スクリプトを即時終了するコマンドの実行
- (2) 続行できないエラーの発生
(1) ジョブ定義スクリプトを即時終了するコマンドの実行
ジョブ定義スクリプトを即時終了するシェル標準コマンドを実行した場合,ジョブの実行を中断します。ジョブ定義スクリプトを即時終了するコマンドを次に示します。
- exitコマンド
- 関数の外に指定したreturnコマンド
(2) 続行できないエラーの発生
シェル標準コマンドを実行した場合,文法エラーなどジョブ定義スクリプト自体が正常に動作しないエラーが発生する場合があります。この場合,ジョブの実行を中断します。文法エラーが発生する例を次に示します。
- unsetコマンドを引数を指定しないで実行する
- returnコマンドの引数に文字列を指定する
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