JP1/Advanced Shell
JP1/Advanced Shellエディタウィンドウで,[デバッグ]−[実行環境の設定]メニューを選択すると,[実行環境の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- <この項の構成>
- (1) ダイアログボックスの項目
- (2) ダイアログボックスでの操作
(1) ダイアログボックスの項目
- 実行時パラメーター
- ジョブ定義スクリプトに渡す実行時パラメーターを指定します。
- 例
- ファイル名が a.ash のジョブ定義スクリプトを使用する場合,実行時パラメーターに「ABC」を指定すると,「ABC」が a.ashに対する第1引数になります。
- 実行時ディレクトリ
- ジョブ定義スクリプトを実行するカレントドライブ,またはフォルダを指定します。
- 指定がない場合は,エディタのカレントフォルダになります。
- エディタのカレントフォルダは次のどれかになります。
- ジョブ定義スクリプトファイルがあるフォルダ
- プログラムフォルダ
- プログラムのカレントフォルダ
- ショートカットの作業フォルダ
- 例
- ジョブ定義スクリプト名がa.ashのファイルにジョブ定義スクリプト「pwd」が記載されていたとします。実行時ディレクトリに「C:\」を指定すると,次のようにWindows環境で指定した場合と同じになります。
C:\> a.ash C:\ C:\>
- カバレージの蓄積
- カバレージ情報を蓄積するかどうかを指定します。
- 蓄積しない
カバレージを蓄積しません。adshexecコマンドの-tオプションを指定しない場合に相当します。デバッグ実行中のカバレージ情報の表示機能は有効になりません。
- 蓄積する
カバレージを蓄積します。ジョブ定義スクリプトファイルが更新されている場合は,ジョブ定義スクリプトを実行しないで終了します。adshexecコマンドの-tオプションの指定に相当します。デバッグ実行中にエディタからカバレージ情報を表示できます。
- 蓄積する(ジョブ定義スクリプトファイル変更時はカバレージ情報ファイルを上書き)
カバレージを蓄積します。ジョブ定義スクリプトファイルが更新されている場合は,蓄積されたカバレージ情報を破棄し,新規に蓄積を開始します。adshexecコマンドの-tオプションと-fオプションを同時に指定した場合に相当します。デバッグ実行中にエディタからカバレージ情報を表示できます。
- デフォルトでは「蓄積しない」が選択されています。
- カバレージ情報は,カバレージ情報ファイル(ascファイル)に保存されます。ascファイルは,ジョブ定義スクリプトファイルがあるディレクトリに作成されます。ascファイルがすでに存在する場合は,ジョブ定義スクリプトファイルがあるディレクトリのascファイルを使用します。
- カバレージ情報ファイルに蓄積されたカバレージ情報を表示する場合は,adshcvshowコマンドを使用します。また,2つのカバレージ情報ファイルのカバレージ情報をマージする場合は,adshcvmergコマンドを使用します。カバレージ情報については,「3.8 カバレージ情報を取得する」を参照してください。
(2) ダイアログボックスでの操作
- [OK]ボタンをクリックすると,ダイアログボックスで設定した情報が各実行環境ファイルとして作成されます。
- [キャンセル]ボタンをクリックすると,実行環境ファイルを作成しないでダイアログボックスが閉じます。
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