JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド
ユーザーが通知した任意の状態を[AJS2USER]シンボルの色から判断できます。また,ステータス・アラーム ブラウザから状態の詳細情報を確認することもできます。
JP1/Cm2状態通知ジョブを実行すると,状態を通知するSNMPトラップがNNMに送られます。NNMでは,通知された状態に基づいて状態に対応する色でシンボルを表示します。
なお,何らかの状態をNNMに通知したあと,NNM側で状態の監視が終了した場合でも,シンボルは初期化されません。この場合,手動でシンボルを初期化する必要があります。
ノード・サブマップに表示される[AJS2USER]シンボルの見方,ステータス・アラーム ブラウザに表示されるメッセージの見方,および[AJS2USER]シンボルの状態を初期化する手順を説明します。
- <この項の構成>
- (1) ノード・サブマップに表示される[AJS2USER]シンボルの見方
- (2) ステータス・アラーム ブラウザのメッセージの見方
- (3) [AJS2USER]シンボルを初期化する
(1) ノード・サブマップに表示される[AJS2USER]シンボルの見方
ノード・サブマップに表示される[AJS2USER]シンボルの色と意味を次の表に示します。
表A-12 [AJS2USER]シンボルの色と意味
シンボルの色(標準設定時の表示色※) 意味 正常域(Normal)を表す色(緑) ユーザー任意。 注意域(Warning)を表す色(シアン) ユーザー任意。 警戒域(Minor)を表す色(黄) ユーザー任意。 危険域(Critical)を表す色(赤) ユーザー任意。 認識不能(Unknown)を表す色(明るい青) ユーザー任意。 制限動作中(Restricted)を表す色(明るいピンク) ユーザー任意。 重要警戒域(Major)を表す色(オレンジ色) ユーザー任意。 テスト中(Testing)を表す色(黄土色) ユーザー任意。 使用不可(Disabled)を表す色(栗色) ユーザー任意。
- 注
- [AJS2USER]シンボルには重要度はありません。
- 注※
- 標準設定時の表示色は,使用するNNMによって異なる場合があります。
なお,JP1/AJS3の運用を停止しても[AJS2USER]シンボルの色は変更されません。
(2) ステータス・アラーム ブラウザのメッセージの見方
NNMは,JP1/AJS3 - Manager,JP1/AJS3 - AgentからSNMPトラップを受け取ると,通知された状態の詳細情報をステータス・アラーム ブラウザに表示します。
ステータス・アラーム ブラウザに表示する方法と,ステータス・アラーム ブラウザに表示されるメッセージの形式,メッセージの意味を次に示します。
- ステータス・アラーム ブラウザの表示手順
- NNMの[アラーム・カテゴリー]で[ステータス・アラーム]ボタンをクリックします。
- メッセージの形式
- "オブジェクト名"の状態が"ステータス"になりました("ユーザー指定語句")
- オブジェクト名
- オブジェクトの名称が表示されます。
- ステータス
- ユーザーが指定した任意のステータスが表示されます。
- ユーザー指定語句
- ユーザーが指定した任意の語句が表示されます。
(3) [AJS2USER]シンボルを初期化する
NNM側で状態の監視が終了した場合は,[AJS2USER]シンボルを「正常域」または「認識不能」のどちらかの状態に初期化してください。
[AJS2USER]シンボルを初期化する手順を次に示します。
- 初期化したい[AJS2USER]シンボルをクリックし,[管理]−[JP1/AJS2の管理]−[シンボルの初期設定]−[正常],または[認識不能]を選択する。
[AJS2USER]シンボルが「正常域」または「認識不能」状態に初期化されます。
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