JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド

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2.2.5 その他の情報のバックアップ

JP1を実行するために必要な情報も合わせてバックアップしてください。

JP1を実行するために必要な情報をバックアップする場合に,必要な作業を次の表に示します。

表2-12 JP1を実行するために必要な情報のバックアップで必要な作業

作業 Windows UNIX
サービスのアカウントの設定
ログインスクリプトのバックアップ
カーネルパラメーターの調整値のバックアップ
トラブルシュート資料採取コマンドのバックアップ
クラスタ対応ツールのバックアップ(クラスタシステムで必要な場合だけ)
メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールのバックアップ

(凡例)
○:必須
−:対象外

JP1を実行するために必要な情報のバックアップは,WindowsとUNIXでは異なるため,それぞれの場合に分けて説明します。

なお,ここでは,主なものについて説明します。ここで説明しているもの以外では,OSやネットワークの設定,クラスタソフトの設定などもバックアップが必要です。詳細については,OSやクラスタソフトなどのドキュメントを参照してください。

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) UNIXの場合

(1) Windowsの場合

(a) サービスのアカウントの設定

JP1/AJS3のサービスをユーザーアカウントに変更している場合は,記録しておいてください。

(b) トラブルシュート資料採取コマンドのバックアップ

必要に応じて,用意したトラブルシュート資料採取コマンドをバックアップしてください。

(例)
 
任意のフォルダ\jajs_log.bat
 

(c) クラスタ対応ツールのバックアップ(クラスタシステムで必要な場合だけ)

クラスタソフトからJP1を制御するために,論理ホスト対応で作成したクラスタ対応ツールをバックアップしてください。なお,クラスタ対応ツールが不要なクラスタソフトの場合,この手順は不要です。

バックアップ対象ファイルを次の表に示します。

表2-13 バックアップ対象ファイル

ファイル名 内容
任意のファイル名
クラスタ対応ツール

(2) UNIXの場合

(a) ログインスクリプトのバックアップ

ユーザーの環境をJP1用に変更している場合は,ログインスクリプトも忘れないでバックアップしてください。

(b) カーネルパラメーターの調整値のバックアップ

JP1用に調整したカーネルパラメーターの値を記録してください。

(c) トラブルシュート資料採取コマンドのバックアップ

用意したトラブルシュート資料採取コマンドをバックアップしてください。バックアップするコマンドの一覧を次の表に示します。

表2-14 バックアップ対象のトラブルシュート資料採取コマンド

ファイル名 内容
任意のディレクトリ/jbs_log.sh
JP1/Base用の資料採取コマンド
任意のディレクトリ/jajs_log.sh
JP1/AJS3用の資料採取コマンド

(d) クラスタ対応ツールのバックアップ(クラスタシステムで必要な場合だけ)

クラスタソフトからJP1を制御するために,論理ホスト対応で作成したクラスタ対応ツールをバックアップしてください。バックアップするツールの一覧を次の表に示します。

表2-15 バックアップ対象のクラスタ対応ツール

ファイル名 内容
任意のファイル名
クラスタ対応ツール

(e) メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールのバックアップ

メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールがある場合は,バックアップしてください。

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