JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)
LinuxのJP1/AJS - Managerの,文字コードUTF-8環境への移行について説明します。
文字コードUTF-8環境では,日本語などのマルチバイト文字が,UTF-8以外の日本語ロケールよりも多くのバイト数で表現されます。ユニットの各項目で指定できる最大バイト数は,デフォルトでは文字コードに依存しないため,UTF-8環境で定義できる最大文字数はUTF-8以外の日本語ロケールで定義されていた情報より少なくなります。
JP1/AJS3 - Managerのバージョンが09-50-01以降の場合,組み込みDBをセットアップすることで,UTF-8環境でもユニット名などの項目をシフトJIS環境と同じ文字数で指定できるようになります。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.1.9 LinuxのUTF-8環境でユニット名などに指定できる文字数を変更するための設定」を参照してください。
- 注意事項
- ユニット名などの項目をシフトJIS環境と同じ文字数で指定できるように組み込みDBをセットアップすると,ユニットの最大ネスト数(最大階層数)が10になります。そのため,10階層以上のユニット構成の場合,UTF-8環境に移行できません。移行したい場合は,移行前にユニット構成を変更しておく必要があります。
- 文字コードUTF-8環境への移行は,標準構成で行う必要があります。JP1/AJS2 - Managerからバージョンアップした環境の場合,標準構成へ変更したあとに実施してください。
標準構成への変更方法については,「8.7 JP1/AJS2 - ManagerからJP1/AJS3 - Managerへのバージョンアップ後のセットアップ」を参照してください。
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