JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)

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3.4.2 トレースログファイルのサイズを見積もる

トレースログファイルのサイズの見積もりについて説明します。トレースログファイルは,初期状態では次のように設定されています。

必要となるトレースログファイルのサイズは,ジョブネットの構造やJP1/AJS3 - Viewの接続数,操作内容によって大きく異なります。必要に応じてトレースログファイルの適切なサイズを見積もり,拡張してください。

トレースログファイルの見積もり式を次に示します。

 
適切なトレースログファイル容量(単位:キロバイト)=
3,072 *(1日で実行されるジョブ数 / 500 + 1日に実行されるJP1/AJS3の操作数※1 / 1,000)* スケジューラーサービス数*1.5*トレースログ保存日数※2

注※1
コマンドおよびJP1/AJS3 - Viewからの,ユニットに対する操作が対象です。

注※2
問題が発生してから資料採取できるまでの日数を指定します。

(例)
1日分のトレースログを保存する場合(スケジューラーサービスが一つの物理ホストだけを対象)
  • 1日に3,000個のジョブが実行される。
  • 保留解除などのコマンドを1日500回実行する。
    適切なトレースログファイル容量 =
    3,072*(3,000 / 500 + 500 / 1,000)*1*1.5*1
    = 29,952キロバイト

トレースログファイルの拡張については,次の記述個所を参照してください。

Windowsの場合
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 3.5.1(1) JP1/AJS3のトレースログファイルの拡張

UNIXの場合
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 13.4.4(1) JP1/AJS3のトレースログファイルの拡張

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