JP1/Integrated Management - Event Gateway for Network Node Manager i
NNMiインシデントをJP1イベントに変換する場合,NNMiインシデントの属性とJP1イベントの属性がマッピングされます。マッピングされる属性には,次の二つがあります。
- デフォルトでマッピングされる属性
- NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルに設定することで,追加でマッピングされる属性
NNMiインシデントを変換したJP1イベントの属性を次の表に示します。
表8-1 NNMiインシデントを変換したJP1イベントの属性
属性種別 項目 属性名 内容 サイズ マッピング 基本属性 イベントID なし 発行アプリケーションのプログラムや事象の内容を表す値。
NNMiの場合:0x00006100− ◎ メッセージ なし イベントの内容を表した文字列。
デフォルトでは,NNMiインシデントのメッセージが設定される。
NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルでマッピングを設定できる。− ◎ 拡張属性 共通情報 重大度 SEVERITY NNMiインシデントの重大度をJP1イベントの重大度に変換したもの。
NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルでマッピングを設定できる。5〜11バイト ◎ プロダクト名 PRODUCT_NAME JP1イベントを発行したプログラム名。
NNMiの場合:/HITACHI/JP1/IM/NNMI_INCIDENT29バイト ◎ オブジェクトタイプ OBJECT_TYPE イベント発行の契機となったオブジェクトの種類を表す名称。
NNMiの場合:NNMI_INCIDENT13バイト ◎ オブジェクト名 OBJECT_NAME イベント発行の契機となったオブジェクト(ジョブ,ジョブネットなど)の名称。
NNMiの場合:NNMiで設定されたイベント名(NNMI_NAME)1〜64文字 ◎ 登録名タイプ ROOT_OBJECT_TYPE オブジェクトの種別。
NNMiの場合:NNMI_INCIDENT13バイト ◎ 登録名 ROOT_OBJECT_NAME ユーザーの操作時に実行を指示する単位になる名称。
NNMiの場合:NNMiで設定されたイベント名(NNMI_NAME)1〜64文字 ◎ 事象種別 OCCURRENCE オブジェクト名に示したオブジェクトに対して起こった事象。
NNMiの場合:RECEIVE7バイト ◎ 固有情報 拡張属性マッピング実行結果 NNMI_EM_RESULT 追加した拡張属性のマッピング処理の実行結果。
詳細については,「4.1.3(3)(b) 拡張属性のマッピング結果の確認」を参照してください。1〜19バイト ◎※1 インシデントUUID NNMI_UUID NNMiインシデントのUUID。 1〜36文字 ◎※1 ソースオブジェクト名 NNMI_SRC_NAME NNMiインシデントのソースオブジェクト名。 1〜255文字 ○ ソース種別 NNMI_SRC_TYPE NNMiインシデントのソース種別。 1〜50文字 ○ ソースノード NNMI_SRC_NODE_NAME NNMiインシデントのソースノード名。 1〜255文字 ◎ 名前 NNMI_NAME NNMiインシデントの名前。 1〜64文字 ◎ NNMiインシデントの重大度 NNMI_SEVERITY NNMiインシデントの重大度。 1〜255文字 ◎ 優先度 NNMI_PRIORITY NNMiインシデントの優先度。 1〜255文字 ○ ライフサイクル状態 NNMI_LIFECYCLE_STATE NNMiインシデントのライフサイクル状態。 1〜255文字 ○ 割り当て先 NNMI_ASSIGNED_TO NNMiインシデントの割り当て先。 1〜255文字 ○ カテゴリ NNMI_CATEGORY NNMiインシデントのカテゴリ。 1〜255文字 ○ ファミリー NNMI_FAMILY NNMiインシデントのファミリー。 1〜255文字 ○ 発生元 NNMI_ORIGIN NNMiインシデントの発生元。 1〜255文字 ○ 相関処理特性 NNMI_NATURE NNMiインシデントの相関処理特性。 1〜255文字 ○ 重複数 NNMI_DUPLICATE_COUNT NNMiインシデントの重複数。 1〜10バイト ○ メッセージ NNMI_FORMATTED_MESSAGE NNMiインシデントのメッセージ。 1〜1,024文字 ◎ 注 NNMI_NOTES NNMiインシデントの注。 1〜256文字 ○ RCAアクティブ NNMI_RCA_ACTIVE NNMiインシデントのRCAアクティブ。 4〜5文字 ○ 元の発生日時 NNMI_ORIGIN_OCCUR_TIME NNMiインシデントの元の発生日時※2。 1〜17バイト ◎ 元の発生日時(ミリ秒) NNMI_ORIGIN_OCCUR_TIME_MS NNMiインシデントの元の発生日時(ミリ秒)※3。 1〜19バイト ○ 最初の発生日時 NNMI_FIRST_OCCUR_TIME NNMiインシデントの最初の発生日時※2。 1〜17バイト ○ 最初の発生日時(ミリ秒) NNMI_FIRST_OCCUR_TIME_MS NNMiインシデントの最初の発生日時(ミリ秒)※3。 1〜19バイト ○ 最後の発生日時 NNMI_LAST_OCCUR_TIME NNMiインシデントの最後の発生日時※2。 1〜17バイト ○ 最後の発生日時(ミリ秒) NNMI_LAST_OCCUR_TIME_MS NNMiインシデントの最後の発生日時(ミリ秒)※3。 1〜19バイト ○ 作成日時 NNMI_CREATED NNMiインシデントの作成日時※2。 1〜17バイト ○ 作成日時(ミリ秒) NNMI_CREATED_MS NNMiインシデントの作成日時(ミリ秒)※3。 1〜19バイト ○ 最終変更日時 NNMI_MODIFIED NNMiインシデント取得時点の最終変更日時※2。 1〜17バイト ○ 最終変更日時(ミリ秒) NNMI_MODIFIED_MS NNMiインシデント取得時点の最終変更日時(ミリ秒)※3。 1〜19バイト ○ 重大度の一意キー NNMI_SEVERITY_UK NNMiインシデントの重大度の一意キー。 5〜8バイト ◎※1 優先度の一意キー NNMI_PRIORITY_UK NNMiインシデントの優先度の一意キー。 1〜80文字 ○※1 ライフサイクル状態の一意キー NNMI_LIFECYCLE_STATE_UK NNMiインシデントのライフサイクル状態の一意キー。 1〜80文字 ○※1 カテゴリの一意キー NNMI_CATEGORY_UK NNMiインシデントのカテゴリの一意キー。 1〜80文字 ○※1 ファミリーの一意キー NNMI_FAMILY_UK NNMiインシデントのファミリーの一意キー。 1〜80文字 ○※1 発生元の一意キー NNMI_ORIGIN_UK NNMiインシデントの発生元の一意キー。 5〜18バイト ○※1 相関処理特性の一意キー NNMI_NATURE_UK NNMiインシデントの相関処理特性の一意キー。 4〜18バイト ○※1 カスタム属性数 NNMI_CIA_NUM NNMiインシデントのカスタム属性数。 1〜10バイト ○ カスタム属性名 NNMI_CIA_NAME_$n NNMiインシデントのカスタム属性名。
$nはカスタム属性のインデックス※4。1〜80文字 ○ カスタム属性タイプ NNMI_CIA_TYPE_$n NNMiインシデントのカスタム属性タイプ。
$nはカスタム属性のインデックス※4。6〜15バイト ○ カスタム属性値 NNMI_CIA_VALUE_$n NNMiインシデントのカスタム属性値。
$nはカスタム属性のインデックス※4。1〜2,000文字 ○ NNMi接続プロトコル NNMI_PROTOCOL NNMiに接続するときのプロトコル。 4〜5バイト ◎※1 NNMiサーバ名 NNMI_SERVER 接続先のNNMiのホスト名。 1〜255バイト ◎※1 NNMiポート番号 NNMI_PORT 接続先のNNMiのポート番号。 1〜5バイト ◎※1
- (凡例)
- −:サイズを考慮する必要はない
- ◎:デフォルトでマッピングされる属性
- ○:NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルに設定することで,追加でマッピングされる属性
- 注※1
- NNMiインシデントが内部的に保持する属性です。通常の運用時には使用しないため,JP1イベントに変換しても,デフォルトではJP1/IM - Viewの[イベント詳細]画面には表示されません。これらの属性を表示したい場合は,「4.4.1(3) 内部属性を[イベント詳細]画面に表示したい場合」を参照してください。
- 注※2
- 1970年1月1日00:00:00(世界標準時)から経過した秒数で表されます。なお,JP1/IM - Viewの[イベント詳細]画面に表示されるときは,ビューアーホストのローカルタイムゾーンで指定された時刻を使用して,時刻形式で書式化して表示されます。
- 注※3
- 1970年1月1日00:00:00(世界標準時)から経過したミリ秒数で表されます。
- 注※4
- $nは1〜カスタム属性数(NNMI_CIA_NUM)の数字が入ります。なお,JP1/IM - Viewの[イベント詳細]画面にデフォルトで表示されるのは,$nが1〜20の属性です。21以降の属性を表示したい場合は,「4.4.1(4) カスタム属性を[イベント詳細]画面に表示したい場合」を参照してください。
- 例:4番目のカスタム属性値の場合「CIAVALUE_4」と定義してください。
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