JP1/Integrated Management - Event Gateway for Network Node Manager i
NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルは,次の二つのブロックから構成されます。
- フィルター条件ブロック
JP1イベントに変換するNNMiインシデントの条件(フィルター条件)を設定します。フィルター条件ブロックは必ず記述してください。
- マッピングブロック
NNMiインシデントの属性とJP1イベントの属性の対応づけ(マッピング条件)を設定します。マッピングブロックは省略することもできます。
フィルター条件ブロックとマッピングブロックを合わせたブロックを,転送条件ブロックと呼びます。NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルに複数の転送条件ブロックが記述された場合,ファイルの記述順(上から下)に比較処理が実施されます。転送条件ブロック内のいずれかの条件を満たした場合,以降の比較処理は実施されません。すべての転送条件ブロックの条件を満たさない場合は,JP1イベントへ変換されません。
NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの構成を次の表に示します。
表4-1 NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの構成
ブロック 設定項目 内容 転送条件ブロック フィルター条件ブロック 条件文 JP1イベントへの変換対象にするNNMiインシデントの条件を設定します。 除外条件文 JP1イベントへの変換対象から除外するNNMiインシデントの条件を設定します。 マッピングブロック メッセージ メッセージのマッピングを設定します。 重大度 重大度のマッピングを設定します。 拡張属性 拡張属性のマッピングを設定します。 NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの記述例を次の図に示します。
図4-1 NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの記述例
forward-condition:転送条件ブロックの開始を宣言します。
filter:フィルター条件ブロックの開始を宣言します。
EXCLUDE:除外条件を意味します。
end-filter:フィルター条件ブロックの終了を宣言します。
mapping:マッピングブロックの開始を宣言します。
end-mapping:マッピングブロックの終了を宣言します。
end-forward-condition:転送条件ブロックの終了を宣言します。
- NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの条件
- NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの条件を次に示します。
- JP1/Baseで設定した言語種別(文字コード)で保存してください。
- NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの最大サイズは10MBです。
- 転送条件ブロックは100個まで記述できます。
- 一つの転送条件ブロックに,フィルター条件ブロックとマッピングブロックを複数記述しないでください。複数記述するとエラーになります。
- 条件文または除外条件文をORで連結して,条件を複数設定できます。
- メッセージおよび拡張属性のマッピングの設定は,改行を入れないで1行で記述してください。
- 行頭に「#」を指定すると,その行はコメント行になります。
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