JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
機能
相関イベント発行機能の状態を,機能停止から相関稼働に移行します。相関イベント発行機能は相関稼働状態になると,相関イベント発行定義に従って処理を開始します。
jcoegsstartコマンドは,相関イベント発行機能の状態をjcoegsstopコマンドで機能停止にしたあとにだけ使用します。停止している相関イベント発行機能の起動はできません(サービスの起動および停止は,プロセス管理(jco_spmd)によって制御されます)。
jcoegsstartコマンドで状態の移行に成功すると,JP1イベント(00003F25)が発行されます。JP1イベント(00003F25)については,「3.2.2 JP1イベントの詳細」を参照してください。
jcoegsstartコマンドの実行時に相関イベント発行機能が相関稼働状態だった場合,状態は変更されません。
形式
jcoegsstart [-h 論理ホスト名]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
Consoleパス\bin\
- UNIXの場合
/opt/jp1cons/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。
戻り値
0 相関イベント発行機能の再開に成功した 1 相関イベント発行機能の再開に失敗した 2 相関イベント発行機能との通信がタイムアウトした 100 実行権限がない(Windows限定)
UNIXの場合は,rootに対してだけ実行権限を与える101 引数エラー 102 通信エラー 255 その他の異常終了(システムエラー)
使用例
- 物理ホスト(hostP)の相関イベント発行機能を再開する場合
- 入力値
jcoegsstart
- 結果
KAJV3291-I hostPの相関イベント発行機能を再開しました
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