JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
機能
稼働している自動アクション機能の動作状態(停止,稼働,休止),および稼働している自動アクション機能が読み込んでいる自動アクション定義ファイルの内容を標準出力に表示します。
形式
jcastatus [-h 論理ホスト名] [-d ]
実行権限
Windows Server 2003の場合:なし
Windows Server 2008の場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:なし
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
Consoleパス\bin\
- UNIXの場合
/opt/jp1cons/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに対応する自動アクション機能(イベント基盤サービス)の動作状態が表示されます。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。
-d
稼働している自動アクション機能が読み込んでいる自動アクション定義ファイルの内容を標準出力に表示します。自動アクション定義ファイルと同じフォーマットで表示されます。
戻り値
0 正常終了 4 自動アクション機能(イベント基盤サービス)からの応答がない 5 自動アクション機能(イベント基盤サービス)が停止または休止中のため,自動アクション定義ファイルの内容が表示できない 6 システムエラー(コマンド側) 7 コマンドを実行する権限がない(Windows Server 2008限定) -13 引数指定値不正 -102 入出力エラー -104 システムエラー(イベント基盤サービス側)
出力形式
jcastatusコマンドを実行すると,自動アクション機能の動作状態は次の形式で出力されます。
Status : 状態「状態」に表示される文字列について次に説明します。
表1-7 自動アクション機能の動作状態
「状態」に表示される文字列 動作状態 説明 STOP 停止 自動アクション機能(イベント基盤サービス)が停止している状態。 RUNNING 稼働 自動アクション機能(イベント基盤サービス)が起動しており,自動アクション機能が使用できる状態。 STANDBY 休止 イベント基盤サービスは起動しているが,自動アクション機能は休止している状態。
休止状態の間は,イベントは受信されるが,受信されたイベントに対してアクション処理は行われない。
休止状態から稼働状態になった場合は,休止中に受信されたイベントに対してアクション処理は行われない。
出力例
- 自動アクション機能の動作状態が休止状態であった場合
Status : STANDBY
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