JP1/Integrated Management - Manager 画面リファレンス

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2.16.1 [共通除外条件]ページ

[共通除外条件]ページでは,拡張モードの共通除外条件を設定します。

なお,この画面で設定する拡張モードの共通除外条件に何も条件を設定していない([条件一覧]以下の項目を設定していない)場合,この共通除外条件を適用すると,すべてのJP1イベントを表示(取得)しません。フィルターを掛けたい場合は,必ず一つ以上の条件を設定してください。

図2-26 [共通除外条件]ページ

[図データ]

表示項目を次に示します。

[選択イベント条件入力]
[イベントコンソール]画面で選択しているJP1イベントの属性値が,自動的に条件一覧に入力されます。[選択イベント条件入力]ボタンをクリックしたときの動作は次の表のようになります。

表2-12 [選択イベント条件入力]ボタンをクリックしたときの動作

イベント属性値 条件
長さ 制御文字※1
4,096バイト以下 なし
  • イベント属性値がすべて反映される。
  • オプション条件を指定できる属性の場合は,[と一致する]が選択される。
あり
  • 制御文字の直前の文字までが,条件一覧の条件値として反映される。
  • オプション条件を指定できる属性の場合は,[から始まる]が選択される。
4,097バイト以上 なし
  • 4,096バイトまでの文字※2が,条件一覧の条件値として反映される。
  • オプション条件を指定できる属性の場合は,[から始まる]が選択される。
4,096バイト以内の文字列にあり
  • 制御文字の直前の文字までが,条件一覧の条件値として反映される。
  • オプション条件を指定できる属性の場合は,[から始まる]が選択される。
4,097バイト以降の文字列になし
  • 4,096バイトまでの文字※2が,条件一覧の条件値として反映される。
  • オプション条件を指定できる属性の場合は,[から始まる]が選択される。

注※1
イベント属性値に改行やタブなどの制御文字が含まれるかどうかを示します。

注※2
4,096バイト目がマルチバイト文字の一部の場合,4,096バイト目を含む文字の直前の文字までが,条件一覧の条件値として反映されます。

 
なお,選択しているJP1イベントの情報がイベント情報マッピング定義でマッピングされている場合は,マッピングしている表示項目の属性値および固有の拡張属性値が,条件一覧に入力されません。イベント情報マッピング定義の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」の「5.1.3 JP1イベントの固有の拡張属性を表示する(イベント情報のマッピング)」を参照してください。

[追加]
新規にイベント条件を追加する場合は,[追加]ボタンをクリックします。クリックすると,設定していないイベント条件がイベント条件の一覧の最後尾に追加されます。最大256件のイベント条件を追加できます。

[削除]
選択しているイベント条件を削除する場合は,[削除]ボタンをクリックします。

[上へ移動]
一覧で選択したイベント条件を,1行上へ移動します。最上位に設定したイベント条件から判定するため,優先したいイベント条件の一覧の順に並び替える必要があります。

[下へ移動]
一覧で選択したイベント条件を,1行下へ移動します。最上位に設定したイベント条件から判定するため,優先したいイベント条件の一覧の順に並び替える必要があります。

イベント条件の編集領域
拡張モードの共通除外条件のイベント条件を編集する領域です。選択する属性によって表示される領域が異なります。表示される領域の説明を次に示します。

[イベントID]編集
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • イベントID
8桁以内の16進数または64キロバイト以内の文字列で指定します。制御文字は,指定できません。16進数の場合,指定できる範囲は0〜7FFFFFFFです。
複数のイベントIDを指定する場合は,「,」(半角コンマ)で区切って100個まで指定できます。
右側のリストボックスでは,指定したイベントIDに対する条件として,[と一致する][と一致しない]のどちらかを選択します。

[数値]編集
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • 登録要因
  • 発行元プロセスID
  • 発行元ユーザーID
  • 発行元グループID
64キロバイト以内の10進数の整数で指定します。指定できる範囲は,-2,147,483,648〜2,147,483,647です。
右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[と一致する][と一致しない]のどちらかを選択します。
「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。
[と一致する][と一致しない]を選択した場合,0〜9の整数および半角ハイフン(-)だけ指定できます。
複数の数値を指定できる属性の場合は,「,」(半角コンマ)で区切って100個まで指定できます。

[日時]編集
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • 登録時刻
  • 到着時刻
年,月,日,時,分,秒を指定します。
[現在時刻]ボタンをクリックすると,ボタンをクリックした時間が指定されます。
選択しているラジオボタンによって期間が異なります。
  • [期間指定]を選択している場合
    イベント条件の終了日時を期間で指定します。右側のリストボックスでは,[分前][分後][時間前][時間後][日前][日後]のどれかを選択します。
  • [日時指定]を選択している場合
    イベント条件の終了日時を日時で指定します。

[日時]編集(範囲指定)
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • 開始時刻
  • 終了時刻
選択しているラジオボタンによって指定方法が異なります。
  • [日時範囲指定]を選択している場合
    年,月,日,時,分,秒を指定します。通算秒を指定するときは,[日時範囲指定]を選択してください。
    [現在時刻]ボタンをクリックすると,ボタンをクリックした時間が指定されます。
    選択しているラジオボタンによって期間が異なります。
    ・[期間指定]を選択しているとき
    イベント条件の終了日時を期間で指定します。右側のリストボックスでは,[分前][分後][時間前][時間後][日前][日後]のどれかを選択します。
    ・[日時指定]を選択しているとき
    イベント条件の終了日時を日時で指定します。
  • [文字列指定]を選択している場合
    64キロバイトまでの文字列で指定します。文字列で指定するときは,[文字列指定]を選択してください。文字列は,英大文字・英小文字を区別します。
    複数の文字列を指定する場合は,「,」(半角コンマ)で区切って100個まで指定できます。ただし,[正規表現]を選択している場合は複数の文字列を指定できません。
    「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。
    右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[文字列]編集
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • 発行元ユーザー名
  • 発行元グループ名
  • 発行元IPアドレス
  • 登録ホスト名
  • メッセージ
  • プロダクト名
  • オブジェクト名
  • 登録名
  • オブジェクトID
  • 事象種別
  • ユーザー名
  • 終了コード
  • 発生元ホスト名
登録ホスト名および発生元ホスト名には,統合監視DBおよびIM構成管理DBが有効な場合,パス表記で業務グループ名を指定することもできます。条件として,[と一致する][と一致しない]のどちらかを選択します。統合監視DBおよびIM構成管理DBが無効な場合,および[と一致する][と一致しない]以外を選択した場合,パス表記で業務グループ名を指定しても,ホスト名として扱われます。
また,発生元ホスト名は,発生元ホストのマッピングが有効な場合に指定できます。発生元ホストのマッピングが無効な場合は,[固有の拡張属性]編集で属性名にJP1_SOURCEHOSTを指定することで発生元ホスト名の条件を指定できます。
64キロバイト以内の文字列で指定します。文字列は,英大文字・英小文字を区別します。
複数の文字列を指定する場合は,「,」(半角コンマ)で区切って100個まで指定できます。ただし,[正規表現]を選択している場合は複数の文字列を指定できません。
「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。
右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。
jcoimdefコマンドの-ignorecasehostオプションの指定を「ON」にしている場合に,右側のリストボックスで[正規表現]以外を選択すると,次の属性で文字列の英大文字・小文字を区別しません。
  • 登録ホスト名
  • 発生元ホスト名

[文字列(入力候補あり)]編集
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • オブジェクトタイプ
  • 登録名タイプ
64キロバイトまでの文字列で指定します。文字列は,英大文字・英小文字を区別します。
複数の文字列を指定する場合は,「,」(半角コンマ)で区切って100個まで指定できます。ただし,[正規表現]を選択している場合は複数の文字列を指定できません。
「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。
右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[重大度]編集
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • 重大度
    選択しているラジオボタンによって除外するイベントが異なります。
  • [重大度が定義されているすべてのイベント]を選択している場合
    重大度が定義されているすべてのイベントを除外します。
  • [重大度を指定する]を選択している場合
    特定の重大度が設定されたイベントを除外します。
    [緊急][警戒][致命的][エラー][警告][通知][情報][デバッグ]のどれかから選択できます。
  • [JP1/SESイベント]を選択している場合
    JP1/SESイベントを除外します。

[固有の拡張属性]編集
[図データ]
この領域が表示される属性は,次のとおりです。
  • 固有の拡張属性
    [属性名]テキストボックスでは,32バイトまでの,半角英大文字,半角数字,および半角のアンダーバー(_)で指定します。半角英小文字で入力しても,半角英大文字に変換されます。拡張属性(共通情報)は指定できません。
    [条件]テキストボックスでは,64キロバイトまでの文字列で指定します。文字列は,英大文字・英小文字を区別します。
    複数の文字列を指定する場合は,「,」(半角コンマ)で区切って100個まで指定できます。ただし,[正規表現]を選択している場合は複数の文字列を指定できません。
    「,」または「\」を指定する場合は,それぞれ「\,」または「\\」と指定します。 「\,」および「\\」は,それぞれ1バイトです。
    右側のリストボックスでは,指定した文字列に対する条件として,[から始まる][と一致する][と一致しない][を含む][を含まない][正規表現]のどれかを選択します。

[適用]
設定内容を反映します。

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