JP1/Base 運用ガイド
UNIXのpsコマンドを使ってプロセスの動作状態を確認してください。正常に動作している場合に表示されるプロセスを次に示します。なお,表内の( )内の数値は同時に実行できるプロセス数です。
親プロセス名 機能 子プロセス名 機能 hntr2mon(1) 統合トレース − − jbs_spmd(1) プロセス管理※1 jbssessionmgr(1)※2 認証サーバ※1※5
認証サーバとして設定したホスト上にだけ存在する。
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbssessionmgrとなる。jbsroute(1〜9)※2 構成管理※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbsrouteとなる。jcocmd(1)※2
jcocmdexe(1)
jcocmdapi(コマンド実行画面数※3+1(JP1/IM - Managerがインストールされている場合))
jcocmdcmc(0〜コマンド数※4)
jcocmdcom(1)※10コマンド実行※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjcocmdとなる。jbsplugind(1)※2※7 プラグインサービス※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbspluginとなる。jbshcd(1) ヘルスチェック(自ホスト監視用)※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbshcdとなる。jbshchostd(1) ヘルスチェック(他ホスト監視用)※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbshchostdとなる。jbssrvmgr(1) サービス管理制御機能※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbssrvmgrとなる。jbslcact(1) ローカルアクション機能※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbslcactとなる。jbscomd(1)
jbscomd_api(1〜9999)
jbscomd_ses(1)
jbscomd_snd(1)
jbscomd_rcv(1)プロセス間通信※1※5
jbs_spmd_statusコマンドを実行した場合の表示名はjbscomdとなる。jevservice(1) イベントサービス※1※6 jevservice(6〜9,999)※11 イベントサービス※6 jesdmain(1)※8※9 JP1/SES互換用※6
このプロセスは物理ホストでだけ生成される。jesrd(6〜9,999)※9 JP1/SES互換用※6
このプロセスは物理ホストでだけ生成される。jevlogd(1) ログファイルトラップ jelparentim
(0〜jevlogstartコマンド実行数)ログファイルトラップ
jelparentim一つにつき,監視するファイル数分jelchildimプロセスが生成される。なお,jevlogstopコマンドを実行すれば,jelparentimプロセスは消滅する。jelallog
(0〜ログファイルトラップのプロセス起動回数)JP1/IMの[プロファイル表示/編集]画面から,リモート監視のログファイルトラップのプロセスを起動した回数だけ生成される。なお,プロセスを停止すれば消滅する。 imevtgw(1) SNMPトラップ変換 − SNMPトラップ変換
SNMPトラップ変換を使用する場合だけ生成される。
- (凡例)
- −:なし
注※1 クラスタシステムで複数の論理ホストが一つの物理ホスト上で動作する場合,または一つの論理ホストと物理ホストが同時に起動される場合は,上記のプロセスの同時に実行できるプロセス数の上限は,(論理ホスト数+1)×プロセス数となります。
注※2 これらのプロセスは,JP1/Baseの基盤となる重要なプロセスです。JP1/Baseでは,これらのプロセスの異常終了時に備えて,異常終了時に自動で再起動する機能と,プロセスの異常を検知した場合にJP1イベントを発行する機能を提供しています。プロセス停止による業務への影響を最小限にするために,あらかじめ設定しておくことをお勧めします。設定方法については,「2.4.3 JP1/Baseの障害に備えた設定」を参照してください。
注※3 接続しているJP1/IM - Viewがコマンド実行画面を開いている数のことです。開いている画面数だけプロセス数が増えます。コマンド実行画面を閉じると,閉じた分だけプロセスは消滅します。
注※4 JP1/IMによるリモートコマンドや自動アクションの実行数のことです。コマンド一つにつき,プロセスが一つ生成されます。処理が完了すると,プロセスは消滅します。なお,コマンドを連続して実行した場合,複数のプロセスが生成されることがあります。
注※5 これらのプロセスの状態は,jbs_spmd_statusコマンドで確認できます。jbs_spmd_statusコマンドを実行して正常にプロセスが動作しているときの表示を次に示します。
- 認証サーバが設定されている場合
jbssessionmgr
jbsroute
jcocmd
jbsplugin
jbshcd
jbshchostd
jbssrvmgr
jbslcact
jbscomd
- 認証サーバが設定されていない場合
jbsroute
jcocmd
jbsplugin
jbshcd
jbshchostd
jbssrvmgr
jbslcact
jbscomd
注※6 これらのプロセスの状態は,jevstatコマンドで確認できます。jevstatコマンドを実行して正常にプロセスが動作しているときの表示を次に示します。
jevservice
注※7 ps-elコマンドで表示されるプロセス名は,「jbsplugin」となります。
注※8 psコマンドで表示されるプロセス名は,/var/opt/jp1base/sys/tmp/event/servers/default/jpevent.confとなります。
注※9 jevserviceから起動されますが,プロセスの間に親子関係はありません。
注※10 07-51で追加になったプロセスです。
注※11 イベントサーバ環境設定ファイル(conf)で,optionsパラメーターに,v5-unusedを指定している場合は(5〜9,999),v5-unusedを指定していない場合は(6〜9,999)となります。
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