JP1/Base 運用ガイド
JP1/Baseが出力するJP1イベントを次の表に示します。
表15-3 JP1/Baseが出力するJP1イベント一覧
イベントID 発行契機 メッセージ 00003D00 イベントDBを切り替えた場合 イベントDBを旧DB番号から新DB番号に切り替えました 00003D04 イベントサービスの再起動機能によって異常終了したプロセスを再起動した場合 イベントサービスは内部機能の再起動により回復しました 00003A10※4 ログファイルトラップのリトライによってイベントサービスに再接続できた場合 ログファイルトラップのリトライが行われたため,イベント発行が遅延しました 00003A20※4 ログファイルトラップがログファイルの監視を開始できない場合 該当ログファイルの監視を開始出来ません 00003A21※4 APのログファイルの読み込みリトライ回数がしきい値をオーバーし,該当ログファイルの監視を停止した場合 指定された回数リトライ処理を行いましたが,該当ログファイルの読み込みが出来ないため監視を停止します 00003A22※4 APのログファイルの状態が異常となった場合 該当ログファイルを正しく監視することができない状態になりました 00003A30 リモート監視ログ(ログファイルトラップまたはイベントログトラップ)が,異常終了してから再起動した場合 前回停止時から今回起動時までのログのJP1イベントが登録されていないおそれがあります 00003A31 リモート監視ログ(ログファイルトラップまたはイベントログトラップ)が,イベントサービスへ接続できる状態で異常終了した場合 続行不可能なエラーが発生したためリモート監視を停止します 00003A32 リモート監視ログ(ログファイルトラップまたはイベントログトラップ)のリトライによって,イベントサービスに再接続できた場合 リモート監視のリトライが行われたため、イベント発行が遅延しました 00003A71 Windowsイベントのログメッセージを検知した場合 Windowsイベントのログメッセージ 00003A73 Windowsイベントのログの取得に失敗した場合 イベントログの取得に失敗しました 00003A74 Windowsイベントのログの監視が可能になった場合 イベントログの監視が可能になりました 動作定義ファイルのACTDEFパラメーターに指定されたイベントID※4 APのログファイルのレコードを検知した場合 ログファイルの1行分のデータの内容 00003A80 SNMPトラップを検知した場合 JP1/Cm2/NNMまたはHP NNMのメッセージ(詳細については,「付録I.5 SNMPトラップ変換のJP1イベント」を参照) 00003FA0※1 コマンド実行制御が[コマンド実行]画面からコマンド実行要求を受け取った場合 [ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行を開始しました 00003FA1※1 [コマンド実行]画面から実行要求されたコマンドが実行完了した場合 [ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行が終了しました 00003FA2※1 [コマンド実行]画面から実行要求されたコマンドが,何らかの原因で実行されなかった場合 [ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行が異常終了しました 00003FA3※1 jcocmddefコマンドで経過時間イベント発行間隔を指定している場合。
[コマンド実行]画面および自動アクションから実行要求されたコマンドが,経過時間イベント発行間隔を超えて実行している場合。[ホスト名] コマンド実行の実行時間が数値秒を超えました 00003FA5※1 jcocmddefコマンドでコマンド先行入力数のしきい値が設定されている場合。自動アクションの先行入力数がしきい値に達した場合。 実行先ホスト名で実行元ホスト名から要求されたコマンドの先行入力数が閾値[xx件]を超えました 00003FA6※1 jcocmddefコマンドでコマンド先行入力数のしきい値が設定されている場合。自動アクションの先行入力数が0になった場合。 実行先ホスト名で実行元ホスト名から要求されたコマンドの先行入力数が0件になりました 00004700※2 認証サーバが閉塞状態になった場合 接続順序 : 認証サーバ名を閉塞状態に設定しました 00004701※2 認証サーバの閉塞状態が解除された場合 接続順序 : 認証サーバ名の閉塞状態を解除しました 00004702※2 全認証サーバが閉塞状態になった場合 全ての認証サーバが閉塞しました 00004720※2 プロセスが異常終了した場合 コンポーネント名 の管理対象プロセス名 は異常終了しました 00004721※2 プロセス起動時にタイムアウトした場合 コンポーネント名 のプロセス名 の起動がタイムアウトしました. 処理を継続します 00004722※2 異常終了したプロセスの再起動が完了した場合 コンポーネント名 の管理対象プロセス名 の再起動が完了しました 00004724※5 JP1/Baseの起動が完了した場合 ホスト名 のJP1/Baseを起動しました 00004725※5 JP1/Baseを停止する場合 ホスト名 のJP1/Baseを停止します 00004740 監視対象プロセスが異常終了した場合 機能名 が異常終了しました 00004741 監視対象プロセスが共有メモリーに一定期間アクセス(更新)しなくなった場合(重大度:Error) 機能名 が処理中のままnn秒経過しています 00004742 監視対象プロセスが共有メモリーに一定期間アクセス(更新)しなくなった場合(重大度:Warning) 機能名 が処理中のままnn秒経過しています. mm秒経過後にエラー状態になります 00004743 共有メモリーに一定期間アクセス(更新)していなかった監視対象プロセスが回復した場合 機能名 の正常状態が確認されました 00004747 ヘルスチェック機能が異常終了した場合 エラーが発生したため,ヘルスチェック機能を終了します 00004748 他ホスト監視中に異常を検知した場合(サービスが機能していない) ホスト名 の サービス名 が機能していないため監視通知が出来ない状態です 00004749 他ホスト監視中に異常を検知した場合(ホストに接続できない) ホスト名 に接続できないため監視ができません 0000474A 他ホストを監視できるようになった場合。
停止中の監視対象ホストが起動した場合。ホスト名 の監視が可能になりました 0000474B 共有メモリーが参照できない場合 共有メモリーがロックされています 0000474C 監視対象ホストが停止した場合 ホスト名 が停止中のため監視しません 0000474D 監視対象ホストが停止しているのか異常なのかの区別がつかない場合 停止通知を受けていない ホスト名 に接続できないため監視できません 00002102※3 UNIXの場合,次のどちらかの契機で出力されます。
- JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスが起動したとき
- リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき
なし 00002103※3 UNIXの場合,次のどれかの契機で出力されます。
Windowsの場合,次のどちらかの契機で出力されます。
- JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスが起動したとき
- リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき
- リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスへ接続するとき
- リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき
- リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスへ接続するとき
なし 00002104※3 UNIXの場合,次のどちらかの契機で出力されます。
- JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスを停止するとき
- 接続されているリモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスが停止したとき
プロセスの機能名称 00010B7F※3 WindowsまたはUNIXの場合,リモートホストのJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき なし 00004780 アクション実行の開始要求を受け付けたとき,JP1イベント(アクション開始イベント)を登録したとき アクション実行の開始要求を受け付けました(アクション実行情報) 00004781 コマンドを実行して完了した場合,JP1イベント(アクション完了イベント)を登録したとき アクション実行が完了しました(アクション実行情報) 00004782 コマンドを実行できないで完了した場合,JP1イベント(アクション完了イベント(実行不可))を登録したとき アクションが実行できずに完了しました(アクション実行情報) 00004783 アクションがキャンセルされて完了した場合,JP1イベント(アクション完了イベント(キャンセル))を登録したとき アクションがキャンセルされて完了しました(アクション実行情報) 注※1 JP1/IM - Manager用にjcocmddefコマンドを使って設定した場合にだけ,発行されるJP1イベントです。設定の詳細については,「13. コマンド」の「jcocmddef」を参照してください。
注※2 認証サーバの閉塞状態の変更時,またはプロセスの異常終了時にJP1イベントを発行させる設定をした場合にだけ発行されます。認証サーバの閉塞状態,またはプロセスの異常をJP1イベントで監視したい場合は,「2.4.3(2) プロセスの異常終了および認証サーバの切り替え発生を検知する」を参照してください。
注※3 JP1/SES互換機能のJP1イベントには重大度がありませんが,Informationと同じレベルのため,この通知に対する対処は不要です。
注※4 ログファイルトラップ,またはJP1/AJSのログ監視ジョブが発行します。
注※5 イベントフィルターの抽出条件に一致しなくても,転送設定ファイル(forward)に記載されているすべての転送先へ転送されるJP1イベントです。転送したくない場合は,除外条件に記述するか,イベントサーバ設定ファイル(conf)のoptionsパラメーターにauto-forward-offフラグを指定してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.