JP1/Base 運用ガイド
機能
クラスタシステムでJP1/Base(イベントサービスやユーザー管理機能を含むプロセス管理機能)を終了します。このコマンドを実行する場合は,クラスタソフトにこのコマンドを登録する必要があります。
なお,このコマンド内では,次に示すコマンドを実行しています。
- jevstop 論理ホスト名
- jbs_spmd_stop -h 論理ホスト名
形式
jbs_stop.cluster 論理ホスト名
実行権限
スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
/etc/opt/jp1base/
引数
論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。
注意事項
- ログファイルトラップ管理デーモンは,物理ホスト,論理ホスト共通のデーモンのため,jbs_stop.clusterコマンドでは,ログファイルトラップ管理デーモンを終了できません。jbs_stop.clusterコマンドの実行後,jevlogdstopコマンドを実行すれば,ログファイルトラップ管理デーモンを終了できますが,物理ホストでログファイルトラップ管理デーモンを利用していた場合,物理ホスト用のログファイルトラップが使用できなくなります。jevlogdstopコマンドを実行する場合は,物理ホストでログファイルトラップを使用していないか十分に確認してください。
- JP1/Baseのプロセス群に停止要求を出したあと,戻り値0で終了します。プロセス群が正しく停止したかどうかは,jbs_stop.clusterコマンドの終了後,jbs_spmd_statusコマンドで確認してください。
- 停止処理時にも監視処理を行うクラスタシステムでは,JP1/Base(イベントサービスやユーザー管理機能を含むプロセス管理機能)を終了するコマンドを下記の手順で変更してください。
cd /etc/opt/jp1base cp -p jbs_stop.cluster.retry.model jbs_stop.cluster
戻り値
0 正常終了 1 引数が二つ以上指定されている
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.