JP1/Base 運用ガイド
機能
イベントサービス以外のJP1/Baseの管理するプロセス群が起動または終了しているかどうかを確認します。jbs_spmd_statusコマンドを実行して正常にプロセスが動作しているときの表示を次に示します。
- 認証サーバが設定されている場合
- jbssessionmgr
- jbsroute
- jcocmd
- jbsplugin
- jbshcd
- jbshchostd
- jbssrvmgr
- jbslcact
- jbscomd
- 認証サーバが設定されていない場合
- jbsroute
- jcocmd
- jbsplugin
- jbshcd
- jbshchostd
- jbssrvmgr
- jbslcact
- jbscomd
JP1/Baseの管理するプロセスについては,「付録B プロセス一覧」を参照してください。
形式
jbs_spmd_status [-h 論理ホスト名] [-t 時間(秒)]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
- /opt/jp1base/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,JP1/Baseの管理するプロセス群が起動または終了しているかどうか確認したい論理ホスト名を指定します。指定できる文字数は,1〜255(バイト)です。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
-t 時間(秒)
jbs_spmd_statusコマンドの実行終了を待つ時間を指定します。指定できる値は,0〜32,767(秒)です。指定した時間内にjbs_spmd_statusコマンドの実行が終わらない場合,jbs_spmd_statusコマンドの実行が失敗したと見なします。省略した場合は,60秒が設定されます。
注意事項
同一ホスト上で,jbs_spmd_statusコマンド,jbs_spmd_reloadコマンド,jbs_spmd_stopコマンドを同時に複数実行することはできません。
戻り値
0 すべてのプロセスが起動している 1 プロセス管理との通信などでエラーが発生した,またはクラスタシステムで運用している場合に共有フォルダ(共有ディレクトリ)がマウントされていない 4 一部のプロセスが起動している 8 すべて停止している 12 要求処理中,またはタイムアウトした(リトライできます)
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