JP1/Base 運用ガイド

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1.8 ローカルアクション

エージェントホストで障害発生などのJP1イベントが発行された場合に,登録したコマンドをエージェントホスト内で自動的に実行できます。これを,ローカルアクションといいます。マネージャーとエージェント間のネットワークに掛かる負荷を軽減することができ,マネージャーとエージェント間でネットワーク障害が発生した場合でもコマンドを実行できます。

JP1/BaseのローカルアクションとJP1/IM - Managerの自動アクションとの比較を,次の図に示します。

図1-27 ローカルアクションと自動アクションの比較

[図データ]

ローカルアクションを実行するには,ローカルアクション実行定義ファイルを作成し,どのJP1イベントが発生した場合にどのコマンドを実行するかを指定しておきます。指定したJP1イベントが発生すると,JP1/Baseは発生したJP1イベントに対応するコマンドを自動的に実行します。

ローカルアクションでは,アクション開始イベントおよびアクション完了イベントを発行することもできるため,これらのイベントをマネージャーホストに転送すれば,マネージャーホストでローカルアクションの実行や結果を確認できます。アクションの実行履歴は,ローカルアクション実行履歴ログにも出力されます。

次に,ローカルアクションの詳細について説明します。

<この節の構成>
1.8.1 ローカルアクションを実行する条件
1.8.2 ローカルアクションで実行できるコマンド
1.8.3 ローカルアクションの実行状態
1.8.4 ローカルアクションの休止

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