JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response
- <この節の構成>
- (1) PFM - Agent for Service Responseのサービス一覧
- (2) サービスの起動
- (3) サービスの停止
- (4) コマンドによるサービスの起動と終了
- (5) WindowsサービスからのIEプローブの起動と終了
(1) PFM - Agent for Service Responseのサービス一覧
PFM - Agent for Service Responseのサービスを次の表に示します。
表4-1 サービス一覧
サービス名 用途 PFM - Agent for ServiceResponse パフォーマンスデータを収集するサービスです。 PFM - Agent Store for ServiceResponse パフォーマンスデータを管理するサービスです。 Extensible Service IE Probe Internet Explorerの操作の応答を計測するプロセスを管理するサービスです。 Extensible Service Probe 通信プロトコルの応答性能を計測するためのサービスです。 Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2 統合トレース機能を利用するためのサービスです。 起動方法とアカウントは,それぞれ次のように設定されています。
- PFM - Agent for ServiceResponse
起動方法:「手動」
アカウント:「システム」
- PFM - Agent Store for ServiceResponse
起動方法:「自動」
アカウント:「システム」
- Extensible Service IE Probe
起動方法:「手動」
アカウント:「システム」※
- Extensible Service Probe
起動方法:「手動」
アカウント:「システム」
- Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2
起動方法:「自動」
アカウント:「システム」
- 注※
- このサービスを使用する場合は,計測用のアカウントとパスワードを設定してください。
システム起動時に,PFM - Agent for Service Responseのサービスを自動的に起動させたい場合は,次の手順で設定してください。
- サービス自動起動の設定手順
- Windowsの[コントロールパネル]から[管理ツール]−[サービス]を選択する。
- PFM - Agent for ServiceResponseサービスを右クリックし,ポップアップメニューから[プロパティ]を選択する。
- プロパティダイアログボックスの[スタートアップの種類]で[自動]を選択する。
ここでは,サービスを起動する手順を説明します。
(a) IE Probe Daemonのサービスを起動する場合
IE Probe Daemonのサービスを起動する手順を次に示します。
- 次のどちらかを実行する。
- Windowsの[スタート]−[プログラム]−[Performance Management]−[Agent Option for Service Response]−[IE Probe]を選択する。
- Windowsの[コントロールパネル]から[管理ツール]−[サービス]を選択し,PFM - Agent Store for Service Response サービス,PFM - Agent for Service Responseサービスの順に[開始]ボタンをクリックする。※
- 注※
- WindowsのサービスからIEプローブを起動するための設定については,「(5) WindowsサービスからのIEプローブの起動と終了」を参照してください。
(b) IE Probe Daemon以外のサービスを起動する場合
IE Probe Daemon以外のサービスを起動する手順を次に示します。
- Windowsの[コントロールパネル]から[管理ツール]−[サービス]を選択する。
- サービスの一覧からPFM - Agent Store for ServiceResponseサービス,PFM - Agent for ServiceResponseサービスの順に[開始]ボタンをクリックする。
ここでは,サービスを停止する手順を説明します。
(a) IE Probe Daemonのサービスを停止する場合
IE Probe Daemonのサービスを停止する手順を次に示します。
- 次のどちらかを実行する。
- タスクトレイに表示された[IE Probe]アイコンを右クリックし,ポップアップメニューから[終了]を選択する。
- Windowsの[コントロールパネル]から[管理ツール]−[サービス]を選択し,PFM - Agent for Service Responseサービス,PFM - Agent Store for Service Response サービスの順に[停止]ボタンをクリックする。※
- 注※
- WindowsのサービスからIEプローブを停止するための設定については,「(5) WindowsサービスからのIEプローブの起動と終了」を参照してください。
(b) IE Probe Daemon以外のサービスを停止する場合
IE Probe Daemon以外のサービスを停止する手順を次に示します。
- Windowsの[コントロールパネル]から[管理ツール]−[サービス]を選択する。
- サービスの一覧からPFM - Agent for ServiceResponseサービス,PFM - Agent Store for ServiceResponseサービスの順に[停止]ボタンをクリックする。
コマンドによる起動と停止については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。
(5) WindowsサービスからのIEプローブの起動と終了
ここではIE Probe DaemonのサービスをWindowsサービスから起動および終了させるために必要な設定について説明します。
(a) Probe動作条件定義ファイルの設定
IE Probe DaemonのサービスをWindowsサービスから起動および終了させるためには,Probe動作条件定義ファイルの設定を変更します。
- Probe 動作条件定義ファイル(esp.conf)の[General]セクションのie_service_flagに「Y」を設定します。
バージョンアップインストールした場合は,Probe動作条件定義ファイルの[General]セクションにie_service_flagが追加されないので,追加して設定を変更してください。
Probe動作条件定義ファイルの詳細については,「7.2 Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)」を参照してください。
なお,Probe動作条件定義ファイルの定義内容を有効にするには,PFM - Agent for Service Responseを再起動する必要があります。
(b) 計測用アカウントの設定
Internet Explorerの操作を計測するアカウントを作成します。
(c) IEシナリオを計測する環境の設定
次の手順で,IEシナリオを計測する環境の設定を行ってください。
- 計測用アカウントでWindowsにログオンする。
- [Internet Explorer]を起動し,メニューバーの[ツール]−[インターネットオプション]を選択し,[インターネットオプション]画面を表示する。
- [インターネットオプション]画面で,IEシナリオを計測する環境を設定する。
- [インターネットオプション]画面の[OK]をクリックする。
(d) IEシナリオの記録
次の手順で,[IE Recorder](メイン)画面のIEウィンドウでWebページを操作し,IEシナリオとして記録します。
- 計測用アカウントでWindowsにログオンする。
- [IE Recorder](メイン)画面で,[ファイル]−[新規作成]を選択する。
IEシナリオファイルが新規に作成されます。
- [IE Recorder](メイン)画面で,[アクション]−[記録]を選択する。
IEシナリオの記録が開始されます。
- [IE Recorder](メイン)画面のアドレスバーに,記録を開始するURLを入力し,Enterキーを押す。
IEウィンドウにWebページが表示されます。
- IEウィンドウで,表示されたWebページを操作する。
操作内容がIEシナリオとして記録されます。記録内容は[操作リスト]に表示されます。1回の操作だけでなく,複数の操作から成る一連の作業も,IEシナリオとして記録できます。
- [IE Recorder](メイン)画面で,[アクション]−[停止]を選択する。
IEシナリオの記録が停止されます。
(e) IE Recorder上での再生確認
(d)で作成したIEシナリオを,IE Recorderで再生を実行して正しく動作することを確認してから計測を実施してください。
(f) サービスのログオンアカウントの設定
次の手順で,Extensible Service IE Probeサービスのログオンアカウントを設定してください。
- Windowsの[スタート]−[管理ツール]−[サービス]を選択し,[サービス]画面を表示する。
- Extensible Service IE Probeを選択し,メニューバーの[操作]−[プロパティ]を選択し,[Extensible Service IE Probeのプロパティ]画面を表示する。
- [ログオン]タブの[アカウント]をチェックし,[参照]ボタンを有効にする。
- [アカウント]ボックスにサービスの実行アカウント名※を入力する。
アカウント名は,[参照]ボタンを押して表示されるダイアログから入力できます。
- 注※
- サービスの実行アカウント名は(e)のIE Recorderで再生確認した計測用アカウントにしてください。
- [パスワード]ボックスにパスワードを入力し,次にパスワードを確認して,[OK]ボタンをクリックする。
(g) サービスの起動
IE Probe Daemonのサービスを起動する手順を次に示します。
- Windowsの[コントロールパネル]から[管理ツール]−[サービス]を選択する。
- サービスの一覧からPFM - Agent Store for ServiceResponseサービス,PFM - Agent for ServiceResponseサービスの順に[開始]ボタンをクリックする。
Extensible Service IE Probeサービスが開始されます。
(h) サービスの停止
IE Probe Daemonのサービスを停止する手順を次に示します。
- Windowsの[コントロールパネル]から[管理ツール]−[サービス]を選択する。
- サービスの一覧からPFM - Agent for ServiceResponseサービス,PFM - Agent Store for ServiceResponseサービスの順に[停止]ボタンをクリックする。
Extensible Service IE Probeサービスが停止されます。
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