JP1/Performance Management - Agent Option for Virtual Machine

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3.2.2 PFM - Managerが停止した場合の影響

PFM - Managerが停止すると,Performance Managementシステム全体に影響があります。

PFM - Managerは,各ノードで動作しているPFM - Agent for Virtual Machineのエージェント情報を一括管理しています。また,PFM - Agent for Virtual Machineがパフォーマンス監視中にしきい値を超えた場合のアラームイベントの通知や,アラームイベントを契機としたアクションの実行を制御しています。このため,PFM - Managerが停止すると,Performance Managementシステムに次の表に示す影響があります。

表3-1 PFM - Managerが停止した場合のPFM - Agent for Virtual Machineへの影響

プログラム名 影響 対処
PFM - Agent for Virtual Machine PFM - Agent for Virtual Machineの動作中に,PFM - Managerが停止した場合,次のように動作する。
  • パフォーマンスデータは継続して収集される。
  • 発生したアラームイベントをPFM - Managerに通知できないため,アラーム定義ごとにアラームイベントが保持され,PFM - Managerが起動するまで通知をリトライする。保持しているアラームイベントが三つを超えると,古いアラームイベントは上書きされる。また,PFM - Agent for Virtual Machineを停止すると,保持しているアラームイベントは削除される。
  • PFM - Managerに通知済みのアラームステータスは,PFM - Managerが再起動したときに一度リセットされる。その後,PFM - ManagerがPFM - Agent for Virtual Machineの状態を確認したあと,アラームステータスは最新の状態になる。
  • PFM - Agent for Virtual Machineを停止しようとした場合,PFM - Managerに停止することを通知できないため,停止に時間が掛かる。
PFM - Managerを起動する。
動作中のPFM - Agent for Virtual Machineはそのまま運用できる。ただし,アラームが期待したとおり通知されない場合があるため,PFM - Manager復旧後に,共通メッセージログに出力されているメッセージKAVE00024-Iを確認すること。

PFM - Managerが停止した場合の影響を考慮の上,運用方法を検討してください。なお,トラブル以外にも,構成変更やメンテナンスの作業などでPFM - Managerの停止が必要になる場合もあります。運用への影響が少ないときに,メンテナンスすることをお勧めします。

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