JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform
PFM - RM for Platformは,パフォーマンスデータを「レコード」という形式で収集します。レコードとは,収集されたパフォーマンスデータをデータベースに格納するための単位のことです。
どのパフォーマンスデータを収集するかは,すでにPFM - RM for Platformで定義しています。どのレコードを収集するか,PFM - Web Consoleを使用して選択してください。収集するレコードをPFM - Web Consoleで選択する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。
収集するパフォーマンスデータの性質に応じて,レコードは次の二つに分けられます。
- Product Intervalレコードタイプ
このレコードタイプのレコードは,5分ごとのCPU使用率など,ある一定の時間(インターバル)ごとのパフォーマンスデータを収集します。このため,時間の経過に伴うシステムの状態の変化や傾向を分析したい場合などに使用します。
以降,Product Intervalレコードタイプのことを「PIレコードタイプ」と呼びます。
- Product Detailレコードタイプ
このレコードタイプのレコードは,現在監視しているホストの情報など,ある時点でのシステムの状態を示すパフォーマンスデータを収集します。このため,ある時点でのシステムの状態を知りたい場合に使用します。
以降,Product Detailレコードタイプのことを「PDレコードタイプ」と呼びます。
なお,レコードは,さらに「フィールド」と呼ばれる細かい単位に分類しています。レコードとフィールドの総称を,Performance Managementでは「データモデル」と呼びます。各レコードの詳細については,「6. レコード」を参照してください。
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