JP1/Performance Management リファレンス
形式
jpcconf port list -key サービスキー
[-lhost 論理ホスト名]
[-inst インスタンス名]
機能
jpcconf port listコマンドは,Performance Managementで使用するポート番号を表示するコマンドです。
表示するポート番号の情報を次の表に示します。
表2-17 表示情報
項目 意味 Component サービス名。表示される名称の意味を次に示す。
- Status Server:Status Serverサービスを示す。
- Name Server:Name Serverサービスを示す。
- Master Manager:Master Managerサービスを示す。
- Master Store:Master Storeサービスを示す。
- Correlator:Correlatorサービスを示す。
- Trap Generator:Trap Generatorサービスを示す。
- View Server:View Serverサービスを示す。
- Action Handler:Action Handlerサービスを示す。
- Agent StoreおよびRemote Monitor Store:Agent StoreおよびRemote Monitor Storeサービスを示す。
- Agent CollectorおよびRemote Monitor Collector:Agent CollectorおよびRemote Monitor Collectorサービスを示す。
- View:View Server(PFM - Web ConsoleとView Serverサービス間)を示す。
- OpenView:NNM Object Managerサービスを示す。
ServiceID サービスID。 Services ポート番号のサービス名。未設定の場合「undef」と表示される。 Port ポート番号。未設定の場合「undef」と表示される。 Host Name ホスト名。
コマンドを実行できるホスト
- PFM - Manager
- PFM - Agent
- PFM - Base
- PFM - RM
実行権限
- Windowsの場合
- Administrators権限を持つユーザー(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
- UNIXの場合
- rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
- /opt/jp1pc/tools/
引数
-key サービスキー
ポート番号を操作するサービスのサービスキー名を指定します。指定できるサービスキーを次に示します。
- all:すべてのPerformance Managementプログラムのサービスのポート番号を操作します。
- Managerまたはmgr:PFM - Managerサービス(Status ServerサービスとAction Handlerサービスを除く),NNM Object Managerサービス,およびPFM - Web ConsoleとView Serverサービス間で使用するポート番号を操作します。
- プロダクト名またはagtX:指定したPFM - AgentまたはPFM - RMサービス,およびName Serverサービスで使用するポート番号を操作します。
- AHまたはact:Action HandlerサービスおよびName Serverサービスで使用するポート番号を操作します。
- Viewまたはview:PFM - Web ConsoleとView Serverサービス間で使用するポート番号を操作します。
- StatSvrまたはstat:Status ServerサービスおよびName Serverサービスで使用するポート番号を操作します。
「プロダクト名」または「agtX」は,各PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスキーを示します。PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスのサービスキーについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,命名規則について説明している個所を参照してください。
-lhost 論理ホスト名
論理環境のポート番号を表示する場合,論理ホストのホスト名を指定します。
1〜32バイトの半角英数字で指定します。半角空白文字および"."は指定できません。
論理ホスト名に,"localhost",IPアドレス,"-"から始まるホスト名は指定できません。
-inst インスタンス名
特定のインスタンスのポート番号を表示したい場合は,インスタンス名を指定します。このオプションは,インスタンス環境を持つPFM - AgentまたはPFM - RMにだけ有効です。1〜32バイトの半角英数字で指定します。
指定できるインスタンス名は,jpcconf inst listコマンドで確認できます。
注意事項
- このコマンドを実行する場合は,サービスを停止する必要はありません。
- 運用での混乱を避けるため,Performance Managementシステム全体でポート番号とサービス名の対応を統一してください。
- コマンドの実行をCtrl+Cキーやシグナルで中断した場合,特定の戻り値が返りません。そのため,コマンドをCtrl+Cキーやシグナルで中断した場合は戻り値を無視してください。
戻り値
0 正常終了した。 1 引数の指定に誤りがある。 2 コマンドの実行権限がない。 5 指定されたサービスキーがない。 7 指定されたサービスキーが論理ホストに対応していない。 10 コマンドが実行中である。 100 Performance Managementの環境が不正である。 102 指定されたインスタンスが存在しない。 106 ポート番号がservicesファイルに登録されていない。 200 メモリーが不足している。 210 ディスク容量が不足している。 211 ファイルにアクセスできない。 255 予期しないエラーが発生した。
使用例
すべてのPerformance Managementプログラムのサービスのポート番号についての情報を表示する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcconf port list -key allこの場合の出力例を次に示します。
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