JP1/Performance Management 運用ガイド
Performance Managementで使用するSNMPトラップのMIBオブジェクトの構成を次の図に示します。
図11-4 MIBオブジェクトの構成
Performance ManagementでのMIBオブジェクトの内容を次の表に示します。
オブジェクトID 内容 .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.1 PFM - AgentまたはPFM - RMのインスタンス番号(インスタンス番号のASCIIコード) .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.3 アラーム定義時に設定されたレポートの情報
PFM - Managerのホスト名@レポートID.1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.6 Performance Managementカテゴリーの名前およびアラームの条件式 .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.7 アラームの値※1 .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.8 アラームの状態
- NORMAL:正常
- WARNING:警告
- CRITICAL:異常
.1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.9 PFM - AgentまたはPFM - RMの製品タイプ識別子
例えば,PFM - Agent for Platform(Windows)の場合,Windows,PFM - Agent for Oracleの場合,ORACLEとなる。.1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.10 アラームの原因となった管理ユニット※2 .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.12
- PFM - Agentの場合
PFM - Agentのインスタンス名
- PFM - RMの場合
リモートエージェントまたはグループエージェントのデバイスID
.1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.13 アラーム定義時に設定された,メッセージテキストの内容※3 .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.14 アラームテーブル名 .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.15 アラーム名 .1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.16
- PFM - Agentの場合
PFM - Agentのホスト名
- PFM - RM(リモートエージェント)の場合
監視対象ホスト名
- PFM - RM(グループエージェント)の場合
プライマリーホスト名(PFM - RMホスト名)
.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0
- PFM - Agentの場合
PFM - Agentのホスト名
- PFM - RM(リモートエージェント)の場合
監視対象ホスト名
- PFM - RM(グループエージェント)の場合
プライマリーホスト名(PFM - RMホスト名)
- 注※1
- 複数インスタンスレコードでは,次の動作となります。
- 対象インスタンスのうち,一つでも異常域や警告域の値が検知された場合
アラーム定義時に設定されたユーザー定義メッセージがメッセージテキスト(MIBオブジェクトID:.1.3.6.1.4.1.116.5.17.12.2.13)に表示されます。その場合,イベントの発行契機となったデータ要素の値は,最初にしきい値の超過が検知されたインスタンスの値となります。
- 異常または警告から正常に状態が戻る場合
アラーム正常回復時の測定値出力機能が有効の場合,アラーム定義時に設定されたユーザー定義メッセージがメッセージテキストに表示されます。イベントの発行契機となったデータ要素の値は,最後に異常または警告のアラームが発行されたときに発行の要因となったインスタンスの現在の測定値となります。
アラーム正常回復時の測定値出力機能が無効の場合,正常イベントは発行されますが,すべてのインスタンスの値が正常域となり,イベント発行の要因となる値が特定されないため,メッセージテキストには何も設定されません。その場合,イベントの発行契機となったデータ要素の値には,「<OK>」が設定されます。
アラーム正常回復時の測定値出力機能の詳細については,「6.3.5 アラーム正常回復時の測定値出力機能の設定」を参照してください。
- 注※2
- Performance Management内部で使用する値のため,運用時は使用しないでください。
- 注※3
- メッセージテキストに表示される値は,次のようになります。
- アラーム正常回復時の測定値出力機能が有効の場合:
- Alarm updated/deleted:アラーム定義が更新または削除された
- Alarm deactivated:アラームが非アクティブ状態になった
- Alarm cleared:PFM - AgentまたはPFM - RMが異常または警告の状態で,アラームのバインドが解除されたり(アラームが発生しているアラームテーブルをGUIからインポートした場合も該当),PFM - AgentまたはPFM - RMが停止したりした
- Alarm expired:現在時刻がアラーム評価時間外となった
- ユーザー定義メッセージ:アラームの状態が変化した
- アラーム正常回復時の測定値出力機能が無効の場合:
- Alarm updated/deleted:アラーム定義が更新または削除された
- Alarm deactivated:アラームが非アクティブ状態になった
- Alarm cleared:PFM - AgentまたはPFM - RMが異常または警告の状態で,アラームのバインドが解除されたり(アラームが発生しているアラームテーブルをGUIからインポートした場合も該当),PFM - AgentまたはPFM - RMが停止したりした
- Alarm expired:現在時刻がアラーム評価時間外となった
- ユーザー定義メッセージ:単数インスタンスレコードでアラームの状態が変化した,または複数インスタンスレコードでアラームの状態が異常もしくは警告に変化した
- なし:複数インスタンスレコードでアラームの状態が異常または警告から正常になった
- また上記1〜4の場合,イベントの発行契機となったデータ要素の値には,「(N/A)」が設定されます。
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