JP1/Performance Management 運用ガイド
Windowsマシンで,jpcspm startコマンドを実行してPerformance Managementプログラムのサービスを起動する際にほかのWindowsサービスの起動が並行して動作した場合,Performance Managementプログラムのサービスが起動できないことがあります。この場合,KAVE05163-Eメッセージが共通メッセージログに出力されます。
このメッセージが出力された場合は,jpcspm startコマンドを再実行してください。
jpcspm startコマンドを再実行しても,頻繁にこのメッセージが出力される場合,自動的にjpcspm startコマンドによってサービスの起動がリトライされる間隔および回数を,変更してください。リトライ間隔およびリトライ回数を変更することによって,サービスコントロールマネージャが原因のサービス起動失敗を回避できます。
リトライ間隔およびリトライ回数を変更する場合は,jpccomm.iniファイルの内容を直接編集します。jpccomm.iniファイルで編集するセクション名,ラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
セクション名 ラベル名 値の範囲 デフォルト値 説明 [Tools Section] StartService Retry Interval 30〜600※1 45 サービス起動のリトライ間隔(単位:秒) StartService Retry Count 0〜120※2 3 サービス起動のリトライ回数(単位:回)
- 注※1
- 29以下を指定した場合は30を,601以上を指定した場合は600を指定したものとして動作します。
- 注※2
- -1以下を指定した場合は0を,121以上を指定した場合は120を指定したものとして動作します。
jpccomm.iniファイルは,インストール先フォルダに格納されています。
リトライ間隔およびリトライ回数を変更する手順を次に示します。
- テキストエディターなどで,jpccomm.iniファイルを開く。
- リトライ間隔およびリトライ回数を変更する。
次のラベルの値を変更します。
[Tools Section] StartService Retry Interval=45 StartService Retry Count=3- jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2012, Hitachi, Ltd.
(C)opyright 2000-2009, by Object Refinery Limited and Contributors.