uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 導入・運用ガイド
- <この項の構成>
- (1) 機能
- (2) 実行のタイミング
- (3) 形式
- (4) 引数
- (5) 注意事項
(1) 機能
開始年月日時刻から終了年月日時刻までの範囲に出力されたログ情報を再収集します。ログ情報を再収集する手順については,「6.3 ログ情報の再収集」を参照してください。
(2) 実行のタイミング
recollectコマンドは,次の状況になったタイミングで実行してください。
- Log Agentの停止後,Log Agentを再起動したとき
- Log Agentの一時蓄積ファイルに蓄積するメッセージ量の上限値を超えたために,一時蓄積ファイルが初期化されたとき
(KAKH100-Eメッセージが出力されます)
- Log Agentで監視対象ファイルの読み込みに失敗したとき
(KAKH103-EメッセージおよびKAKH104-Eメッセージが出力されます)
- Log Agentで一時蓄積ファイルの作成に失敗したとき
(KAKH106-Eメッセージが出力されます)
- Log Managerでログ情報の蓄積に失敗したとき
(KAKG104-Eメッセージ,KAKG105-EメッセージまたはKAKG112-Eメッセージが出力されます)
(3) 形式
recollect {syslog|bjexexec} -s 再収集開始年月日・時刻 -e 再収集終了年月日・時刻 -o 出力ディレクトリ
(4) 引数
- {syslog|bjexexec}
- 再収集するログの種類として,次のどちらかを指定します。
- syslog:syslogを収集します。ただし,Windowsの場合は指定できません。
- bjexexec:BJEX実行ログを収集します。
- -s 再収集開始年月日・時刻
- ログ情報を再収集する範囲の開始年月日および時刻をyyyymmddHHMMSSの形式で指定します。yyyyは西暦年,mmは月,ddは日,HHは時,MMは分,SSは秒を示します。
- -e 再収集終了年月日・時刻
- ログ情報を再収集する範囲の終了年月日および時刻をyyyymmddHHMMSSの形式で指定します。yyyyは西暦年,mmは月,ddは日,HHは時,MMは分,SSは秒を示します。
- -o 出力ディレクトリ
- 再収集したログ情報の出力ディレクトリを指定します。
- 指定したディレクトリの下位に次のファイルが出力されます。
- index
ログ情報の蓄積ファイルを管理するためのインデクスファイルです。
- bjexexec.n(BJEXの実行ログの場合)またはsyslog.n(syslogの場合)
ログ情報を蓄積するファイルです。nは1〜2147483646の整数です。
なお,複数日のログからログ情報を再収集する場合,日付ごとにファイルを分けてログ情報が出力されます。
- 各ファイルの詳細は,「2.3.2(2) ファイルへのログ情報の蓄積」を参照してください。
(5) 注意事項
- syslogを対象とした再収集を行う場合,syslogには年号の情報がないため,引数-sに指定した年月日の西暦年を,ログ情報の最も古い出力年と仮定して再収集を行います。
- recollectコマンドはファイル作成日付の古い順からログ情報を検索します。そのため,syslogを対象とした再収集を行う場合,syslogが複数年分保存されていると,いちばん古い年号のsyslogから条件に一致するメッセージが検索,収集されます。
- このコマンドでは,コマンド実行時のbjexla.conf(Log Agent設定ファイル)のパラメーターに従って,トレースおよび監査ログを出力します。
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