uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 導入・運用ガイド
ログ収集サーバでは,バッチジョブ実行サーバから転送されたログ情報をマシンや日付を示すディレクトリに分類し,ファイルに蓄積します。ログ情報を蓄積したファイルが登録されるディレクトリのことをログ収集ディレクトリといいます。
- <この項の構成>
- (1) ディレクトリによるログ情報の分類
- (2) ファイルへのログ情報の蓄積
ログ収集サーバに転送されたログ情報は,次に示す構成のディレクトリに格納されます。
ログ収集ディレクトリ/マシン名/日付/ログ種別 各ディレクトリについて説明します。
- ログ収集ディレクトリ
MG_LOG_DIRパラメーターに指定した,ログ収集サーバの任意のディレクトリです。パラメーターおよび設定ファイルの詳細は,「9.3.1 bjexlm.conf(Log Manager設定ファイル)」を参照してください。
- マシン名
ログ情報が出力されたマシン名を示すディレクトリです。
- 日付
ログ情報が出力された年月日を示すディレクトリです。yyyymmddの形式で年月日が設定されます。yyyyは西暦年,mmは月,ddは日を示します。
- ログ種別
ログの種類を示すディレクトリです。次のどちらかが設定されます。
・bjexexec:BJEXの実行ログのログ情報を格納するディレクトリです。
・syslog:syslogのログ情報を格納するディレクトリです。ただし,Windowsの場合は設定されません。
- ■ディレクトリの例
- UNIXの場合
マシンhostAから2008年10月1日に出力されたsyslogのログ情報は,次のディレクトリに格納されます。なお,ログ収集ディレクトリ(/opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data)は設定ファイルの規定値とします。
/opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data/hostA/20081001/syslog
- Windowsの場合
マシンhostAから2010年10月1日に出力されたBJEXログ情報は,次のフォルダに格納されます。なお,ログ収集フォルダ(Log Managerのインストール先フォルダ\data)は設定ファイルの規定値とします。
Log Managerのインストール先フォルダ\data\hostA\20101001\bjexexec
ディレクトリに分類されたログ情報はファイルに蓄積されます。
- ログ種別がbjexexecディレクトリの場合
- BJEXの実行ログのログ情報は,次の2種類のファイルで管理されます。
ファイル名 説明 bjexexec.n※1 ログ情報を蓄積するファイルです。
nは1〜100の整数です。一つのディレクトリ内に100個までファイルを作成できます。index bjexexec.nを管理するためのインデクスファイルです。ファイルには,次の情報が記述されています。
- bjexexec.n内でいちばん古いログ情報の出力年月日・時刻(yyyymmddHHMMSS※2の形式)
- bjexexec.n内でいちばん新しいログ情報の出力年月日・時刻(yyyymmddHHMMSS※2の形式)
- ファイル名(bjexexec.n)
- 注※1
- ファイルが切り替わる契機を次に示します。
- 蓄積するメッセージ数が上限に達したとき
- Log Managerが停止後,再起動したとき
- Log Agentが停止後,再起動したとき
- Log ManagerとLog Agentとの通信での障害が原因で通信路が切断されたあと,通信が再接続されたとき
- 例えば,bjexexec.1にログ情報を蓄積していた場合に,蓄積するメッセージ数が上限に達すると,ログ情報を蓄積するファイルがbjexexec.2に切り替わります。
- 注※2
- yyyyは西暦年,mmは月,ddは年,HHは時,MMは分,SSは秒を示します。
- indexの形式の例を次に示します。
図2-2 indexの形式(ログ種別がbjexexecディレクトリの場合)
- ログ種別がsyslogディレクトリの場合
- syslog内のログ情報は,次の2種類のファイルで管理されます。
ファイル名 説明 syslog.n※1 ログ情報を蓄積するファイルです。
nは1〜100の整数です。一つのディレクトリ内に100個までファイルを作成できます。index syslog.nを管理するためのインデクスファイルです。ファイルには,次の情報が記述されています。
- syslog.n内でいちばん古いログ情報の出力年月日・時刻(yyyymmddHHMMSS※2の形式)
- syslog.n内でいちばん新しいログ情報の出力年月日・時刻(yyyymmddHHMMSS※2の形式)
- ファイル名(syslog.n)
- 注※1
- ファイルが切り替わる契機を次に示します。
- 蓄積するメッセージ数が上限に達したとき
- Log Managerが停止後,再起動したとき
- Log Agentが停止後,再起動したとき
- Log ManagerとLog Agentとの通信での障害が原因で通信路が切断されたあと,通信が再接続されたとき
- 例えば,syslog.1にログ情報を蓄積していた場合に,蓄積するメッセージ数が上限に達すると,ログ情報を蓄積するファイルがsyslog.2に切り替わります。
- 注※2
- yyyyは西暦年,mmは月,ddは年,HHは時,MMは分,SSは秒を示します。
- indexの形式の例を次に示します。
図2-3 indexの形式(ログ種別がsyslogディレクトリの場合)
なお,bjexexec.nおよびsyslog.nについて,それぞれ1ファイル当たりに蓄積するメッセージ数の上限はMG_LOG_SIZEパラメーターに設定します。パラメーターおよび設定ファイルの詳細は,「9.3.1 bjexlm.conf(Log Manager設定ファイル)」を参照してください。
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