Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
Protection Manager Consoleのログファイルには,次の情報が出力されます。
- Protection Manager Consoleで指定した処理の開始から終了までに内部処理シーケンスが使用した内部関数
- システムコールレベルで処理が実行された時刻とコマンド実行プロセスID
- 処理の正常・異常を表すキーワード
- 要因を表すメッセージ
Protection Manager Consoleのログに出力される項目を,次の表に示します。メッセージごとに,表に示した順に項目が表示されます。3種類あるProtection Manager Consoleのログファイルには,どれも同じ形式でログ情報が出力されます。
表7-7 Protection Manager Consoleのトレースログで出力される項目
出力される項目 出力される内容 日付 ログが出力された日付が「yyyy/mm/dd」の形式で表示されます。 時刻 ログが出力された時刻が「hh:mm:ss:xxx」の形式で表示されます。 プロセスID プロセスIDが表示されます。 スレッドID スレッドIDが表示されます。 クラス名 クラス名が表示されます。ただし,設定されたログレベルが10以下の場合,ハイフン( - )表示となります。 メソッド名 メソッド名が表示されます。ただし,設定されたログレベルが10以下の場合,ハイフン( - )表示となります。 メッセージID メッセージを識別するIDが表示されます。
設定されたログレベルが0,または10の場合,メッセージIDはKAVXppmmm-Zの形式です。
- KAVX:Protection Managerのメッセージであることを示します。
- pp:Protection Managerの構成要素を示します。
- mmm:メッセージの通し番号を示します。
- Z:メッセージ種別を示します。E,W,Iのどれかが表示されます。
E:Error
W:Warning
I:Informationテキスト メッセージ本文が出力されます。 解析の対象となるログファイルには,エラーメッセージのウィンドウに表示されたメッセージIDを持つ行があるので,その行の情報を基に時系列で解析できます。
- ログファイルagt_trace.logについての注意事項
- 業務サーバに存在するログファイルagt_trace.logについては,そのサーバが複数のDevice Managerクライアントから接続されていた場合,それらのログが同一のログファイルagt_trace.logに出力されるため,単純な時系列解析はできません。そのため,エラーメッセージのウィンドウに表示されたメッセージIDを持つ最新の行を見つけて,その行に表示されたスレッドIDを知ります。その後,同一のスレッドIDを持つ行について,時系列解析をします。