Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド

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5.3.1 構成チェック機能でできること

構成チェック機能を使用すると,Protection Managerの実行環境について,次の項目をチェックできます。

表5-28 構成チェック機能でチェックするProtection Managerの環境

項番 チェック項目 チェック内容 チェック対象 チェック条件
DB BK DB-BK DB-DB
1 Windowsのバージョン サーバにインストールされているWindowsが,Protection Managerの前提条件を満たしているかどうかを確認します。
2 Windowsのバージョン(VSS使用時) サーバにインストールされているWindowsが,Protection ManagerでVSSを使用する際の前提条件を満たしているかどうかを確認します。 VSS使用時
3 VSSが使用する各種プログラムのバージョン 次のプログラムのバージョンが,Protection ManagerでVSSを使用する際の前提条件を満たしているかどうかを確認します。
  • RAID Manager
  • ハードウェアプロバイダ
  • ストレージサブシステムのマイクロコード
VSS使用時
4 ハードウェアプロバイダの存在 VSSを使用する際に必要なハードウェアプロバイダが正しく組み込まれているかどうかを確認します。 VSS使用時
5 ディスク構成 VSSで使用できないディスク構成(VxVMのダイナミックディスク)を使用していないかどうかを確認します。 VSS使用時
6 vsp.sysのバージョン Backup Execのフィルタドライバ(vsp.sys)のバージョンを確認します。 VSS使用時
7 環境変数HORCMPERM 環境変数HORCMPERMが,OSのシステム環境変数に設定されていないことを確認します。 VSS使用時
8 環境変数HORCMINST 環境変数HORCMINSTが,OSのシステム環境変数に設定されていないことを確認します。 VSS使用時
9 ESEUTILコマンド ESEUTILコマンドが正しく組み込まれているかどうかを確認します。
また,バックアップサーバに組み込まれているESEUTILコマンドのファイルが,Exchangeサーバに組み込まれているファイルと一致しているかどうかを確認します。
  • VSS使用時
  • バックアップ対象がExchange Server 2003の場合
10 VSSで使用するシステム環境変数の設定内容 VSSで使用するシステム環境変数が正しく設定されているかどうかを確認します。 VSS使用時
11 パス管理ソフトウェアのバージョン パス管理ソフトウェアのバージョンが,Protection Managerの前提バージョンとなっているかどうかを確認します。
12 クラスタリソースがオンライン状態でのリストアに必要なHotfixの確認 サーバに,クラスタリソースがオンライン状態でのリストアに必要なHotfixが適用済みかどうかを確認します。
このチェック項目は,init.conf内で,オンライン状態でのリストアを使用する設定にしているときに有効です。
クラスタ構成の場合
13 ディクショナリマップファイルの有無 仮想サーバごとに共有ディスクが割り当てられ,共有ディスク上にディクショナリマップファイルが配置されていることを確認します。 クラスタ構成の場合
14 Exchange Serverのバージョン Exchange Server のバージョンが,Protection Managerの前提条件を満たしているかどうかを確認します。また,必要なHotfixが適用されているかどうかも確認します。 バックアップ対象がExchange Serverの場合
15 Exchange Serverのバックアップ対象ファイルの格納場所 Exchange Serverのデータファイル(*.edb*.stm),トランザクションログファイル(*.log),およびチェックポイントファイル(*.chk)が,適切な場所に格納されているかどうかを確認します。 バックアップ対象がExchange Serverの場合
16 SQL Serverのバージョン SQL Server のバージョンが,Protection Managerの前提条件を満たしているかどうかを確認します。 バックアップ対象がSQL Serverの場合
17 Protection Managerサービス Protection ManagerサービスをサポートしているバージョンのProtection Manager Copy Controllerがインストールされているかどうかを確認します。
18 VSFW(VxVM)のバージョン サーバにインストールされているVSFW(VxVM)のバージョンと,Windowsのバージョンとの整合性を確認します。 VSFW使用時
19 Protection Managerのバージョン サーバにインストールされているProtection Managerのバージョンを確認します。
20 Exchange管理ツール Exchange管理ツールがバックアップサーバに正しく組み込まれているかどうかを確認します。また,Exchange管理ツールのバージョンがExchange Server 2007のバージョンと一致しているかどうかを確認します。
  • VSS使用時
  • バックアップ対象がExchange Server 2007の場合

(凡例)
DB:データベースサーバ(ファイルサーバ)を対象とする。
BK:バックアップサーバを対象とする。
DB-BK:データベースサーバ(ファイルサーバ)とバックアップサーバの整合性を対象とする。
DB-DB:データベースサーバ(ファイルサーバ)同士の整合性を対象とする。
○:チェックされる。
-:チェックされない。または該当しない。

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