Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
Update Dictionary Mapウィンドウでは,次のような場合にディクショナリマップファイルを更新します。
- 環境設定が正しくできたか確認する場合
- 運用を開始したあとディクショナリマップファイルの更新が必要な場合
ディクショナリマップファイルの更新が必要な場合の詳細については,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。ファイルサーバ,データベースサーバ,バックアップサーバに必要な設定です。
なお,クラスタ構成でディクショナリマップファイルを更新する場合,Active状態になっている現用サーバで実行してください。クラスタを切り替えて両方のサーバで実行する必要はありません。
また,通常,バックアップサーバではディクショナリマップファイルを更新する必要はありませんが,バックアップサーバに主ボリュームが存在する場合は,ディクショナリマップファイルの更新が必要です。
図5-18 Update Dictionary Mapウィンドウ
表5-16 Update Dictionary Mapウィンドウの項目
項目 環境設定パラメーターまたは説明 Virtual server name※1 仮想サーバ名 Backup object File system※2 ファイルシステム SQL※2 SQL Serverデータベース Instance name 登録済みのSQLインスタンス名
指定した場合,指定したインスタンスに関する情報だけが更新されます。Exchange※2 Exchangeデータベース Storage group name ストレージグループ名
指定した場合,指定したストレージグループに関する情報だけが更新されます。
- 注※1
- この項目は,Configuration Settingsウィンドウで[Configuration type]として[Cluster Configuration]を選択している場合だけ設定できます。
- 注※2
- Configuration Settingsウィンドウで指定したバックアップオブジェクトの情報だけが,ディクショナリマップファイル更新の対象となります。
指定したバックアップオブジェクトに対応して,次のコマンドが実行されます。コマンドの終了後,所定のディクショナリマップファイルが更新されたことを,ファイルの日付などで確認してください。
- File systemの場合
drmfsdisplay -refresh- SQLの場合
drmsqldisplay -refresh またはdrmsqldisplay インスタンス名 -refresh -coremap- Exchangeの場合
drmexgdisplay -refresh またはdrmexgdisplay ストレージグループ名 -refresh -coremap