Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド

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4.3.1 console.confファイル(ローカル実行用)の設定項目

console.confファイル(ローカル実行用)の設定項目を次に示します。

この項の構成
(1) log.level
(2) log.max_filecount
(3) log.max_filesize
(4) gui.progress.elapsed_time.interval
(5) gui.progress.bar.interval

(1) log.level

ログ出力機能によって出力するトレースログファイルの出力レベル(しきい値)を設定します。0,10,20,30のどれかを指定してください。値が大きいほど,詳細なログが出力されるようになります。

Protection Manager Consoleでは,エラー,警告,情報などのメッセージ種別に関係なく,ログ出力メッセージの内容に応じた出力レベル0,10,20,30が設定されています。log.levelに設定した値以下の出力レベルのメッセージだけがトレースログファイル(trace$.log)に出力されます。デフォルト値は10です。

出力レベルの意味を次に示します。

0:通常運用時に指定します。重要度の高いメッセージだけが出力されます。

10:通常運用時(再現待ちを含むとき)に指定します。警告レベルのメッセージを出力します。

20:障害調査時(再現テスト時)に指定します。処理の流れの概略がわかるレベルのメッセージを出力します。

30:障害調査時に指定します。すべてのメッセージを出力します。

(2) log.max_filecount

ログ出力機能によって出力されるトレースログファイル(trace$.log)の最大数を設定します。

ログが出力されて一つのファイルがいっぱいになると,log.max_filecountに指定した最大数-1個まで,順次バックアップされます。$が0のファイルが最新のログファイルです。0~指定値-1の順に古いログファイルとなります。log.max_filecountの値は,2から10の範囲で指定してください。デフォルト値は2です。運用環境に応じた値を設定してください。

(3) log.max_filesize

ログ出力機能によって出力されるトレースログファイルの最大サイズを設定します。メガバイト(MB)単位で指定します。log.max_filesizeの値は,1から32の範囲で指定してください。デフォルト値は1です。運用環境に応じた値を設定してください。

(4) gui.progress.elapsed_time.interval

バックアップ,リストア,ロック,ロックの解除,および再同期実行中に表示される経過時間の更新間隔を秒単位で指定します。gui.progress.elapsed_time.intervalの値は,1から60の範囲で指定してください。デフォルト値は1です。

(5) gui.progress.bar.interval

バックアップ,リストア,および再同期実行中に表示される進捗率の更新間隔を秒単位で指定します。設定値を小さくすると,業務サーバへ進捗状況の問い合わせが増え,バックアップなどの処理が遅くなったり,ネットワーク負荷が増えたりするおそれがあります。Protection Manager Consoleのパフォーマンスを調整する場合だけ,システム管理者が指定してください。gui.progress.bar.intervalの値は,10から60の範囲で指定してください。デフォルト値は30です。

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