9.3.2 UOC作成時の注意事項
UOCはWindowsアプリケーション(WinMain)として作成する必要があります。ただし,任意の引数を指定した場合はcmd.exeなどの実行プログラムを後処理UOC名に指定して,バッチやスクリプトは引数で渡すようにしてください。UOC作成時の注意事項を次に示します。
-
必ず戻り値を返すように作成してください。ユーザの入力待ち状態になるプログラムや処理が無限ループとなるプログラムを,後処理UOC名に指定しないでください。
-
UOCの中でPDEのコマンド(msmain.exe)を呼び出して入力データを変換する場合は,必ず別の環境設定情報の環境設定名を呼び出すようにして,指定する環境設定情報では後処理UOCを適用しないようにしてください。
-
任意の引数として設定された文字は,PDEで変更しないでそのまま後処理UOCの引数として渡されます。
-
[後処理UOC名]にバッチやスクリプトは指定できません。指定した場合,作成したバッチやスクリプトの動作については保証しません。
-
cmd.exeでバッチファイルを実行する場合は「/c△(バッチファイル名)」の形式で,引数にバッチファイル名を必ず指定してください。
スクリプトでUOCを作成する場合は,次の注意も必要です。
-
任意の引数でバッチやスクリプトなどを指定する場合は,フルパスで指定してください。
-
任意の引数に特殊文字を含む場合は,必要に応じてエスケープ処理をしてください。PDEではエスケープ処理は行いません。