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PRINT DATA EXCHANGE for Open


9.3.1 UOCの作成

UOCを作成して,環境設定ユティリティの[出力先設定]で後処理UOCとして指定します。

UOCを作成する主な目的を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) WindowsアプリケーションとしてUOCを作成

後処理UOCに任意の引数を指定しない場合に,PDE for OpenからUOCを呼び出すときのインタフェースは次のとおりです。

後処理UOC名.exe△"入力ファイル名"△"{出力ファイル名プリンタ名}"△"ジョブコメント"
後処理UOC名.exe:

環境設定ユティリティの[出力先設定]で指定した後処理UOC名です。

入力ファイル名:

PDE for Openが入力とした,スプールデータのファイル名を絶対パスで渡します。

出力ファイル名プリンタ名:

環境設定ユティリティの出力先設定により渡される情報が異なります。

  • 出力ファイル名

    環境設定ユティリティで出力先をファイルとした場合,出力ファイル名を絶対パスで渡します。

    変換種別がGDIのときは次の規則で渡されます。

    格納フォルダ\ファイル名-*.emf(FindFirstFile WindowsAPIで検索可能な形式)

  • プリンタ名

    環境設定ユティリティで出力先をプリンタとした場合,指定したプリンタ名を渡します。

ジョブコメント:

印刷ジョブで指定したコメントを渡します。

なお,コメントを使用する場合,次の文字は指定しないでください。

  • 外字

  • 引用符(")

  • 円記号(\

(2) スクリプトでUOCを作成

後処理UOCにVBScriptやJScriptなどのスクリプトを指定する場合に,PDE for OpenからUOCを呼び出すときのインタフェースは次のとおりです。

後処理UOC名.exe△スクリプトファイルのフルパススクリプトファイル実行時の引数
後処理UOC名.exe:

環境設定ユティリティの[出力先設定]で指定した後処理UOC名です。cmd.exeなどの実行プログラムを指定してください。

スクリプトファイルのフルパス,スクリプトファイル実行時の引数:

実行するスクリプトファイルのフルパス,および実行時の引数を1024文字以内で指定します。