1.2.2 PDE - Enterprise Printer Optionの特長
PDE - Enterprise Printer Optionによって,PDE for Openの機能にPostScript変換機能が追加され,データの変換種別としてPostScriptが利用できるようになります。
- 〈この項の構成〉
(1) Windows環境のオープンプリンタにPostScriptデータを出力できます
メインフレームで出力していた帳票をWindows対応のPostScriptプリンタ(PostScript言語レベル2以上対応プリンタ)に出力できます。PostScript出力を指定することでGDI出力よりも高速印刷ができます。
(2) プリンタ出力時の障害リカバリなどのプリンタ運用管理ができます
Prinfina MANAGER SPと連携することで,プリンタ出力時の障害リカバリなどのプリンタ運用管理ができます。なお,Prinfina MANAGER OP 利用時の障害リカバリは,再印刷だけとなります。また,メインフレームで行っていた,用紙形式コードによる帳票出力開始時のオペレータ通知についても,Prinfina MANAGER SPの介入要求メッセージの表示で代替できます。
(3) PDE - EAN128 Optionと連携して読み取り精度の高いバーコードを印刷できます
PDE - EAN128 Optionと連携することで,H-6C15およびH-6C17プリンタで読み取り精度の高いEAN128バーコードを印刷できます。詳細は,「PRINT DATA EXCHANGE - High Grade Printer EAN128 Barcode Option取扱説明書」を参照してください。
(4) 配布先別に印刷ジョブの分割ができます
配布先別に印刷ジョブを分割し,簡易な仕分けができます。印刷ジョブを分割することによる効果を次に示します。なお,Prinfina MANAGER SPと連携する場合は使用できません。
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分割単位にSYSOUTセパレータが自動で挿入されるため,人手による仕分け作業を軽減できます。
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再印刷や保留印刷時に必要な分だけ取り出せます。
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片面印刷から両面印刷に運用を変更した場合に,同一ページの表面と裏面に,異なる配布先のページが印刷されなくなります。
(5) 変換処理が完了するタイミングで,任意の処理を後処理UOCとして実行できます。
変換処理が完了するタイミングで,任意の処理を後処理UOC として実行できます。UOCはWindowsアプリケーション(WinMain),またはバッチやスクリプトとして作成できます。
詳細については「9.3 後処理UOCによる操作(変換種別がGDI,PostScriptまたはPDFの場合)」を参照してください。