1.2.1 PDE for Openの特長
- 〈この項の構成〉
(1) Windows環境のオープンプリンタでセンタプリンタ同様の出力ができます
メインフレームでセンタプリンタに出力していたバッチ帳票を,オープン環境の業務プログラムから,Windows環境のオープンプリンタでセンタプリンタ同様に出力できます。また,センタ漢字プリンタで利用していた書式オーバレイやFCBなどの制御イメージを使用するため,メインフレームで出力している帳票に近いイメージで出力でき,両面印刷および縮小印刷もできます。なお,外字はWindows外字を利用します。
(2) 既存の帳票をカラー化できます
書式オーバレイのカラー化や,高精細なオープンプリンタへの出力に対応しているため,メインフレームの既存帳票に対して見栄えのよい帳票が出力できます。
(3) 外字を使用することなくバーコード印刷ができます
機能キャラクタを利用することで,バーコード出力ができるようになります。
(4) プリンタ出力時の再印刷などのプリンタ運用管理ができます
Prinfina MANAGER OPと連携することで,プリンタ出力時の再印刷などのプリンタ運用管理ができます。また,メインフレームで行っていた,用紙形式コードによる帳票出力開始時のオペレータ通知についても,Prinfina MANAGER OPの介入要求の表示で代替できます。
(5) 配布先別に印刷ジョブの分割ができます
配布先別に印刷ジョブを分割し,簡易な仕分けができます。印刷ジョブを分割することによる効果を次に示します。
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分割単位にSYSOUTセパレータが自動で挿入されるため,人手による仕分け作業を軽減できます。
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再印刷や保留印刷時に必要な分だけ取り出せます。
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片面印刷から両面印刷に運用を変更した場合に,同一ページの表面と裏面に,異なる配布先のページが印刷されなくなります。
(6) メインフレームのCOBOLプログラムからCOBOL2002への移行が容易になります
ファイル形式2を使用することで,メインフレームで使用していたCOBOLプログラムからCOBOL2002への移行が容易になります。詳細については,「11.4 COBOL2002との連携」を参照してください。
(7) 変換処理が完了するタイミングで,任意の処理を後処理UOCとして実行できます。
変換処理が完了するタイミングで,任意の処理を後処理UOC として実行できます。UOCはWindowsアプリケーション(WinMain),またはバッチやスクリプトとして作成できます。
詳細については「9.3 後処理UOCによる操作(変換種別がGDI,PostScriptまたはPDFの場合)」を参照してください。