付録L.3 SORTメッセージ
(1) メッセージの種類
SORTのメッセージには,次の3種類があります。
-
正常終了時のメッセージ
ソート,マージ,選択および集約が正常に終了した場合に表示されます。
-
異常終了時のメッセージ
ソート,マージ,選択,集約および関数実行中にエラーが発生した場合に表示されます。
-
システムエラー発生時のメッセージ
システムコールによるエラーが発生した場合に表示されます。
(2) メッセージの記述形式
このマニュアルでは,次に示す形式でメッセージを記載します。
-
メッセージID
メッセージテキスト(英語)
メッセージテキスト(日本語)
英語文によるメッセージは,UNIXの場合だけ表示されます。
日本語文によるメッセージの説明を示す。
(S) システムの処理を示す。
(O) 使用者,または運用者の処置を示す。
- メッセージIDの説明
-
メッセージIDには,メッセージを識別するコードを「KBLSnnn-x」という形式で示します。
KBLS:プログラム識別コードを示す。
nnn:メッセージ番号を示す。
- x:メッセージの種類を示す。
-
-
I:正常に終了した処理の結果を知らせるメッセージ
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E:エラーの発生を知らせるメッセージ
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(3) 終了コードの種類
SORTの終了コードは次のとおりです。
メッセージのほかにソート,選択および集約の終了状態を表す3種類の終了コードがあります。終了コードの種類を次の表に示します。
終了状態 |
終了コード |
|
---|---|---|
正常終了 |
0 |
|
異常終了 |
KBLS300-E以外のメッセージ出力時 |
1 |
KBLS300-Eのメッセージ出力時,またはSORTプログラムのメッセージがないとき |
システムの異常終了コードが設定される |
(4) SORTメッセージ出力オプション
- Windowsの場合:
-
SORTメッセージの出力先は,SORT環境ファイルの「msg_opt」オプションで指定できます。指定を省略した場合は,コマンドプロンプト(コンソール)にすべてのメッセージを表示します。
SORT環境ファイルの設定方法については,「15.2 SORTの環境ファイルの設定(Windowsの場合)」を参照してください。
- UNIXの場合:
-
標準エラーファイルにすべてのメッセージを出力します。