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付録C.2 CSVデータ形式

CSVファイルで扱えるデータの種類,指定できる値の範囲,およびデータ形式について説明します。

〈この項の構成〉

(1) データの種類

CSVファイルとして指定できるデータの種類,および指定できる最小値および最大値を,次の表に示します。

表C‒2 データの種類

種別

指定できる値の範囲

備考

最小

最大

数値

1桁

38桁

10進数の固定小数点

文字

ASCII

SJIS

EUC-JP

EUC-HJ

UTF-8

1バイト

4,096バイト

codetypeの指定値によって,指定できる値の範囲が異なります。

UCS-2LE

UCS-2BE

UTF-16LE

UTF-16BE

2バイト

8,192バイト

UCS-4LE

UCS-4BE

UTF-32LE

UTF-32BE

4バイト

16,384バイト

左分離符号付き数字

1桁

256桁

日付

2桁

8桁

日付時刻

日付

0桁

8桁

日付は0,4,6,8桁,時刻は0,2,4,6,9桁以外,指定できません。

日付,時刻ともに0桁は指定できません。

時刻

0桁

9桁

(凡例)

−:なし

(2) データ形式

CSVファイルとして指定できるデータの形式を,次の表に示します。

表C‒3 データ形式

種別

形式

数値(固定小数点数)

0〜9の数字以外に,次の文字をデータに含むことができます。

  • 引用符(データの先頭および末尾の引用符)

  • 符号(+,または-)

  • 通貨記号

  • コンマ

  • 小数点

  • 空白(データの前後の空白)

文字

データに,デリミタまたは改行文字を含む場合,データの先頭,および末尾を引用符で囲んでください。

左分離符号付き数字

0〜9の数字と符号(+または-)以外に,引用符でデータを囲むことができます。

形式の詳細については,「付録E 左分離符号付き数字のデータ形式(SORT EEの機能)」を参照してください。

日付

年号(YYYY,またはYY)の桁数と位置によって,次の4種類の形式に分かれます。

  • 前置4桁年号

    YYYY/MM/DD

    YYYY-MM-DD

    YYYY.MM.DD

    YYYYMMDD

    YYYY

  • 後置4桁年号

    MM/DD/YYYY

    MM-DD-YYYY

    MM.DD.YYYY

    MMDDYYYY

  • 前置2桁年号

    YY/MM/DD

    YY-MM-DD

    YY.MM.DD

    YYMMDD

    YY

  • 後置2桁年号

    MM/DD/YY

    MM-DD-YY

    MM.DD.YY

    MMDDYY

また,次の文字をデータに含むことができます。

  • 引用符(データの先頭,および末尾の引用符)

  • スラント(年月日の区切り)

  • ハイフン(年月日の区切り)

  • ピリオド(年月日の区切り)

日付時刻

0〜9の数字と12時間制表記以外に,引用符,区切り文字および桁修飾文字を含むことができます。

形式の詳細については,「3.2 キー属性と形式」を参照してください。

(凡例)

YYYY:西暦4桁年号

YY:西暦下2桁年号

MM:月

DD:日

桁修飾文字で年月日を区切っている場合は,MMおよびDD部分のデータは1桁でもかまいません。

注※

環境変数「EXSORTGOPTION(64ビット版は「EXSORT64GOPTION」)」の指定がある場合,ピリオドを桁修飾文字として扱います。

各データ形式には,詳細な規則があります。CSVファイルの指定方法,および注意事項については,「5.16 -csvkeyパラメタ」を参照してください。