付録B.3 日付データの端数処理
ここでは,入力データが日付の場合の端数処理について説明します。
- 入力時の注意事項を次に示します。
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入力データの文字列は,左端をそろえて入力します。
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書式で指定した,桁(桁修飾文字ハイフン,スラント,およびピリオド※は含まない)を超えるデータが入力された場合,指定桁数を超えた部分のデータが無視されます。
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有効桁数に満たない場合は,0(ゼロ)を加えられて,有効桁数に調整されます。
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日付として正しくないデータの場合も,エラーにしないで正常に扱います。例えば,「2008-11-31」,および「2008-01-00」などの存在しない日付,または計算機やほかのアプリケーションで表現ができないとされている年号など。
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桁修飾文字(ハイフン,スラント,およびピリオド※)で年月日を区切っている場合,MM(月)部分,およびDD(日)部分のデータは1桁でもかまいません。1桁データは2桁に調整されます。例えば,「2008-7-5」と「2008-07-05」は同じ値として扱われます。
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桁修飾文字(ハイフン,スラント,およびピリオド※)で区切られた年月日のそれぞれの桁が指定された書式と合致しない場合,それぞれの桁ごとに桁調整されます。
注※
環境変数「EXSORTGOPTION(64ビット版は「EXSORT64GOPTION」)」の指定がある場合,ピリオドを桁修飾文字として扱います。
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- 指定例を次に示します。なお,dは日付データの有効桁を示します。
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入力データ
書式の設定
有効桁の指定
(d)
内部データ形式
説明
2008-05-09
2008-9-3
YYYY-MM-DD
6
200805
200809
右側の桁あふれ部分(DD)は入力されません。
080509
YYMMDD
2
08
右側の桁あふれ部分(MMDD)は入力されません。
05/09/08
9/3/08
MM/DD/YY
4
0509
0903
右側の桁あふれ部分(YY)は入力されません。
123456-7890-123
YYYY-MM-DD
8
12347812
年月日のそれぞれの桁あふれ部分(下線部分)は入力されません。
YYYY :123456
MM :7890
DD :123
2008
2008-9
YYYY-MM-DD
8
20080000
20080900
右側(MMDD,またはDD)に0(ゼロ)を加えられて,8桁に調整されます。
200805
YYYYMMDD
8
20080500
右側(DD)に0(ゼロ)を加えられて,8桁に調整されます。
05/09
9/3
MM/DD/YY
6
000509
000903
右側(YY)に0(ゼロ)を加えられて,6桁に調整されます。
1//2
MM/DD/YY
6
200100
次の下線部分のように,年月日それぞれの右側に0(ゼロ)を加えられます。
MM :1(1桁の月は01と見なされます)
DD :00
YY :20
08.6.24
08.10.8
YY.MM.DD
4
0806
0810
右側の桁あふれ部分(DD)は入力されません。