付録B.2 文字列データの端数処理
ここでは,入力データが文字列の場合の端数処理について説明します。
- 入力データの文字列の扱いを次に示します。
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入力データの文字列は,左端をそろえて入力します。
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指定した最大バイト長に満たないデータを入力した場合,右側に空白を加えて最大バイト長に調整します。
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指定した最大バイト長を超えるデータを入力した場合,右側のあふれ部分は入力しません。
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指定例を次に示します。
入力データ |
最大バイト長 |
内部データ形式 |
説明 |
---|---|---|---|
ABC |
5 |
ABC△△ |
右側に空白を加えて5バイトに調整します。 |
ABCDE |
3 |
ABC |
右側のあふれ部分は入力しません。 |
また,マルチバイト文字の途中で有効桁を超えた場合,超えた部分の途中の文字を空白文字に置き換える端数処理を実行します。なお,端数処理は属性コード「c」および「w」の場合だけ実行します。属性コード「j」と「q」は,シングルバイト文字として扱うので,端数処理は実行しません。
端数処理については,「付録I.2(4)(c) バイト単位比較の端数処理」を参照してください。