20.3.5 拡張SORTコマンド(wnsortexコマンド)
wnsortexコマンドの移行内容を次の表に示します。
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項番1〜7は,wnsortexコマンドとexsortコマンドで指定形式が異なります。各オペランドの詳細については,次の表に示す該当する章を参照してください。
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項番8〜13は,wnsortexコマンドの指定値を,exsortコマンドのパラメタまたはオペランド値としてそのまま転記します。
表20‒17 wnsortexコマンドの移行 項番
wnortsumコマンド(パラメタファイル指定値)
exsortコマンドのパラメタおよびオペランド
移行内容
1
exec_opt={select[:sort][:sum]|sort[:sum]|sum}
sort指定がある場合:-function△sort
転記しません。
sort指定がない場合:-function△copy
2
sort_opt=機能オプション
-cmdopt△オプション
20.3.6(1)を参照してください。
3
file_org=入力ファイルのファイル編成:
出力ファイルのファイル編成
-inpfile△fileorg=入力ファイル編成
-outfile△fileorg=出力ファイル編成
20.3.6(2)を参照してください。
4
select_exp=選択条件式
-inpfile△include="選択条件式"
20.3.6(5)を参照してください。
5
sort_key=キー属性△+キー位置-キー長
-key△キー属性+キー位置-キー長
20.3.6(3)を参照してください。
6
sum_key=キー属性△+キー位置-キー長
-key△キー属性+キー位置-キー長
20.3.6(3)を参照してください。
7
sum_field=集約項目属性△+項目位置-項目長
-sum△集約項目属性+項目位置-項目長
20.3.6(4)を参照してください。
8
record_leng=レコード長
-inpfile△reclen=レコード長
指定値を転記します。
9
output_file=出力ファイル名
-outfile△file=出力ファイル名
指定値を転記します。
10
input_file=入力ファイル名
-inpfile△file=入力ファイル名
指定値を転記します。
11
work_size=ワークバッファサイズ
-worksize△ワークバッファサイズ※1
指定値を転記します。
12
temp_dir1=ソート用一時ファイルディレクトリ名
-sorttmpdir△ソート用一時ファイルディレクトリ名※2
指定値を転記します。
13
temp_dir3=マージ用一時ファイルディレクトリ名
-mergetmpdir△マージ用一時ファイルディレクトリ名
指定値を転記します。
14
temp_dir2=中間ファイルディレクトリ名
−
転記しません。
- (凡例)
-
−:該当しません。
△:1文字以上の空白を示します。
- 注※1
-
KB単位指定の場合は,MB単位に変換した値を指定してください。
- 注※2
-
exsortコマンドのソート機能を使用する場合,一時ファイル作成ディレクトリ名を指定する「-sorttmpdirパラメタ」または環境変数「EXSORTSORTTMPDIR」の指定は必須です。どちらも指定しなかった場合,SORTの環境ファイルの「temp_dir1」の指定を仮定します。すべての指定がなかった場合,exsortコマンドは「KBLS1674-E 一時ファイルのディレクトリが指定されていません。」のエラーを出力して失敗します。
SORT EEの環境変数の設定については,「20.3.7 SORT環境ファイルの移行」を参照してください。