20.2.3 rselectコマンド
rselectコマンドの移行内容を次の表に示します。
-
項番2〜4は,rselectコマンドとexsortコマンドで指定形式が異なります。各オペランドの詳細については,次の表に示す該当する章を参照してください。
-
項番5〜7は,rselectコマンドの指定値を,exsortコマンドのパラメタまたはオペランド値としてそのまま転記します。
表20‒3 rselectコマンドの移行 項番
rselectコマンドのオペランド
exsortコマンドのパラメタおよびオペランド
移行内容
1
−
-function△copy
転記しません。
2
-選択オプション
-cmdopt△オプション
20.2.6(1)を参照してください。
3
-入力ファイルのファイル編成:
出力ファイルのファイル編成
-inpfile△fileorg=入力ファイル編成
-outfile△fileorg=出力ファイル編成
20.2.6(2)を参照してください。
4
-sl"選択条件式"
-inpfile△include="選択条件式"
20.2.3(1)を参照してください。
5
-Lレコード長
-inpfile△reclen=レコード長
指定値を転記します。
6
-o出力ファイル名
-outfile△file=出力ファイル名
指定値を転記します。
7
入力ファイル名
-inpfile△file=入力ファイル名
指定値を転記します。
- 〈この項の構成〉
(1) 選択条件式の移行内容
-
rselectコマンドの選択条件式
-sl"-比較項目属性△+項目位置-項目長△比較演算子△条件値 [△論理演算子△-比較項目属性△+項目位置-項目長△比較演算子△条件値…]"
-
exsortコマンドの選択条件式
-inpfile△{include|omit}="比較項目属性+項目位置-項目長△比較演算子△条件値 [△論理演算子△比較項目属性+項目位置-項目長△比較演算子△条件値…]"
-
項番2の比較項目属性は,exsortコマンドではハイフン(-)を付けません。
-
項番3〜6は,rselectコマンドの指定値を,exsortコマンドのオペランド値としてそのまま転記します。
-
項番7の論理演算子は,exsortコマンドでは英大文字です。
表20‒4 選択条件式の移行 項番
rselectコマンド
意味
移行内容
1
コマンドオプション
-u※
指定なし:条件を満たす入力レコードを選択
include=
指定あり:条件を満たさない入力レコードを選択
omit=
2
比較項目属性
-j
文字(JIS8単位コード)
j
-c
文字
c
-n
符号付き固定小数点2進数
n
-m
符号なし2進数
m
-p
内部10進数
p
-z
外部10進数
z
-x
左符号付き外部10進数
x
-s
右分離符号付き外部10進数
s
-t
左分離符号付き外部10進数
t
-g
日付
g
3
+項目位置
比較項目の開始バイト位置
+項目位置
4
-項目長
比較項目のバイト長
-項目長
5
比較演算子
=
条件値と等しい値の入力レコードを選択
=
!=
条件値と異なる値の入力レコードを選択
!=
>
条件値より大きい値の入力レコードを選択
>
>=
条件値より大きいかまたは等しい値の入力レコードを選択
>=
<
条件値より小さい値の入力レコードを選択
<
<=
条件値より小さいかまたは等しい値の入力レコードを選択
<=
6
条件値
C'文字条件値'
文字属性の比較項目に対する条件値
C'文字条件値'
N'数値条件値'
数値属性の比較項目に対する条件値
N'数値条件値'
D'日付条件値'
日付属性の比較項目に対する条件値
D'日付条件値'
7
論理演算子
and
複数の条件式を論理積で結合する
AND
or
複数の条件式を論理和で結合する
OR
-