19.2.3 キーまたは項目の不正による障害の場合
ソート,マージ,選択または集約処理中にキーの不正による障害が発生した場合は,処理を中止してすべてのファイルをクローズし,メッセージを表示します。このメッセージが表示された場合に,障害の詳しい原因を知る方法を次に示します。
(1) メッセージを確認する
メッセージには次のような情報が表示されます。
-
障害の原因となったレコードを含むファイルのファイル名
-
障害の原因となったレコードのレコード番号
-
不正なキーまたは項目のキー番号
コマンドプロンプトで実行した場合に,コマンドプロンプトにメッセージが表示されます。表示されるメッセージのメッセージIDは次のとおりです。
-
KBLS201-E
-
KBLS501-E
-
KBLS601-E
-
KBLS602-E
(2) sortrdmpまたはsortrdmp64の内容を確認する
キーまたは項目の不正による障害が発生すると,デバッグ情報ファイル「sortrdmp」または「sortrdmp64」に,不正なキーまたは項目を含んだレコードが出力されます。sortrdmpまたはsortrdmp64の内容を見ることによって,どのような不正があったかを知ることができます。
なお,sortrdmpまたはsortrdmp64に出力されたレコードは,実際のレコードとは長さが異なることがありますが,キーまたは項目をすべて含んでいます。
キーまたは項目の不正による障害時の処理を次の図に示します。