ソートマージ


16.1 一時ファイルの種類

SORT EEおよびSORTが作成する一時ファイルの種類と目的を次に示します。

表16‒1 一時ファイルの種類

一時ファイルの種類

目的

一時ファイルを使用する機能およびコマンド

SORT EE

SORT

UNIX

Windows

ソート用一時ファイル

ソートフェーズの結果を格納する。※1

  • ソート機能

    (-function sort)

  • ソート機能+結合機能

    (-function sort+-joindata)※7

  • rsortコマンド

  • rsortsumシェルスクリプト

  • wnsortコマンド

  • 拡張SORTコマンド※2

  • C言語ライブラリ関数※3

マージ用一時ファイル

中間マージフェーズの結果を格納する。※1

  • ソート機能

    (-function sort)

  • マージ機能+結合機能

    (-function merge+-joindata)※7

  • rsortコマンド

  • rsortsumシェルスクリプト

  • wnsortコマンド

  • 拡張SORTコマンド※2

  • C言語ライブラリ関数※3

中間ファイル※4

  • UNIX

    ソートの実行結果を格納する。

  • Windows

    選択またはソートの実行結果を格納する。

  • rsortsumシェルスクリプト

  • 拡張SORTコマンド※5

分割用一時ファイル※6

集約,選択,またはレコード編集の結果を格納する。

ファイル分割機能

(-splitfile)

ストリング情報格納一時ファイル

ワークバッファ内のストリング情報を退避する。

ソート機能

(-function sort)

  • rsortコマンド

  • rsortsumシェルスクリプト

  • wnsortコマンド

  • 拡張SORTコマンド※2

(凡例)

−:作成しない

注※1

ソートフェーズおよび中間マージフェーズについては,「1.13.1 ソート機能の処理の流れ」を参照してください。

注※2

拡張SORTコマンドの実行オプションにソート機能(sort)を指定した場合が該当します。拡張SORTコマンドの詳細については,「11. 拡張SORTコマンドの使い方(Windowsの場合)」を参照してください。

注※3

C言語ライブラリ関数でソート機能を実行する場合が該当します。C言語ライブラリ関数の詳細については,「13. C言語プログラムでの使い方(Windowsの場合)」を参照してください。

注※4

中間ファイルの容量については,「12.3.2(3) 中間ファイルの容量」を参照してください。

注※5

拡張SORTコマンドの実行オプションを2個以上指定した場合が該当します。

注※6

分割用一時ファイルの容量については,「16.5 SORT EEのファイル分割用一時ファイル容量の算出方法」を参照してください。

注※7

レコード結合用一時ファイルの容量については,「16.9 SORT EEのレコード結合機能で作成するソート用一時ファイルまたはマージ用一時ファイル容量の算出方法」を参照してください。