ソートマージ


11.4.2 レコードをソートしたあとに集約する例

ソートしたファイルのレコードを集約する例を示します。ここでは,支店コードをキーとして,売上金額を集約する例を示します。

〈この項の構成〉

(1) 条件

条件は,次のとおりです。

(2) パラメタファイルの形式

「wnsortex」コマンドに続けて指定するパラメタファイルの形式を次の図に示します。

図11‒6 パラメタファイルの形式(その2)

[図データ]

(3) パラメタの指定内容

パラメタの指定内容を次の表に示します。

表11‒16 パラメタの指定内容(その2)

入力項目

指定内容

[WNSORTEX]

パラメタファイルの先頭である予約語を指定する。

exec_opt=sort:sum

ソート機能および集約機能を使用することを指定する。

sort_opt=d

重複レコードの順序は「入力順」と指定する。

file_org=v

入力ファイルに「可変長順編成ファイル」を指定する。

sort_key=c+3-6

ソートキーの属性を「文字(英数字)」,ソートキーの開始バイト位置を「3」バイト目,バイト長を「6」バイトと指定する。

sum_field=p+12-8

集約項目の属性を「内部10進項目」,集約項目の開始バイト位置を「12」バイト目,バイト長を「8」バイトと指定する。

output_file=OUTFILE

結果の出力ファイル名を「OUTFILE」と指定する。

input_file=INFILE

入力ファイル名を「INFILE」と指定する。

注1

キーおよび項目の比較はJIS8単位コード体系に従うので,機能オプションの指定を省略する。

注2

出力ファイルのファイル編成は入力ファイルと同じなので,指定を省略する。

注3

集約キーはソートキーと同じなので,指定を省略する。