11.4.1 レコードを選択したあとにソートする例
選択したレコードをソートする例を示します。この例では,複数の社員データファイルから,営業部の社員レコードを選択し,社員番号順にソートします。
- 〈この項の構成〉
(1) 条件
条件は,次のとおりです。
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32ビット版SORTを使用する
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キーの比較は,JIS8単位コードの体系に従う
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入力ファイルおよび出力ファイルは,固定長順編成ファイル
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入力ファイルのレコード長は,320バイト
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比較項目の属性は文字項目(営業部の部署コードを「D」とする)
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比較項目の開始バイト位置は「6」バイト目,バイト長は「1」バイト
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条件値は「D」
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比較演算子は「=」
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ソートは昇順,キーの属性は文字項目(英数字)
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キーの開始バイト位置は「0」バイト目,バイト長は「5」バイト
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結果の出力ファイル名は「OUTFILE」
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入力ファイル名は「INFILE1」,「INFILE2」
(2) パラメタファイルの形式
「wnsortex」コマンドに続けて指定するパラメタファイルの形式を次の図に示します。
(3) パラメタの指定内容
パラメタの指定内容を次の表に示します。
入力項目 |
指定内容 |
---|---|
[WNSORTEX] |
パラメタファイルの先頭である予約語を指定する。 |
exec_opt=select:sort |
選択機能およびソート機能を使用することを指定する。 |
file_org=s |
入力ファイルに「固定長順編成ファイル」を指定する。 |
record_leng=320 |
入力ファイルおよび出力ファイルのレコード長を「320」バイトと指定する。 |
select_exp= |
比較条件式を示す予約語を指定する。 |
c+6-1 |
比較項目の属性を「文字(英数字)」,比較項目の開始バイト位置を「6」バイト目,バイト長を「1」バイトと指定する。 |
= |
比較演算子を「条件値と等しい」と指定する。 |
c'D' |
条件値に文字項目「D」を指定する。 |
sort_key= |
ソートキーを示す予約語を指定する。 |
c+0-5 |
キーの属性を「文字(英数字)」,キーの開始バイト位置を「0」バイト目,キー長を「5」バイトと指定する。 |
output_file=OUTFILE |
結果の出力ファイル名を「OUTFILE」と指定する。 |
input_file=INFILE1|INFILE2 |
入力ファイル名を「INFILE1」,「INFILE2」と指定する。 |