5.5.2 ファイルの上書きオプション(OVWRT|INPOVWRTオプション)
- OVWRT
-
出力ファイルと同じ名前のファイルがすでにある場合,そのファイルを上書きしたいときに指定します。
このオプションを指定しない場合,出力ファイルと同じ名前のファイルがすでにあると,ファイルが書き換えられません。このとき,exsortコマンドは異常終了します。
- INPOVWRT
-
ソート機能を使用する場合,ソート機能以外に選択,集約,または編集機能を指定しても,入力ファイルと出力ファイルに同じファイルを指定できます。
オプションの指定がない場合,入力ファイルと出力ファイルに同じファイルを指定できるのは,選択,集約,および編集機能を指定していないソート機能だけです。
- 注意事項
-
-
OVWRT,およびINPOVWRTを同時に指定できません。
-
OVWRT,およびINPOVWRTオプションは,ファイル分割機能使用時,環境変数「EXSORTNOCREATEZEROFILE(64ビット版は「EXSORT64NOCREATEZEROFILE」)」と同時に指定できません。
-
INPOVWRTオプションを指定し,ソート機能と選択,集約,または編集機能を指定した場合,入力ファイルと出力ファイルに同じファイルを指定すると,入力ファイルのデータが変更され元データが消失することがあります。そのため,事前に入力ファイルのバックアップを作成してください。
-
環境変数「EXSORTOUTFILENODUPCHK(64ビット版は「EXSORT64OUTFILENODUPCHK」)」を指定する場合,OVWRTオプションを必ず指定してください。OVWRTオプションの指定がない場合は,KBLS1122-Eエラーとなります。
-