ソートマージ


2.12 10進集約項目のチェック緩和機能(SORT EEの機能)

集約機能を使用する場合,集約項目の属性が外部10進数(CSVファイルの場合は固定小数点数)または内部10進数のとき,入力データの形式が不正であってもエラーにしません。コマンドオプションの指定方法については,「5.5.10 10進集約項目のチェックオプション(SUMNOCHKオプション)」を参照してください。

10進集約項目のチェック緩和機能

不正データの扱い

指定なし

exsortコマンドが異常終了する。

指定あり

集約キーに該当するレコードが1件の場合

該当するレコードを出力ファイルに書き,exsortコマンド処理を続行する。

集約キーに該当するレコードが2件以上の場合

exsortコマンドが異常終了する。

注※

不正データと見なされる条件を次の表に示します。

ファイル編成

不正データの条件

固定長順編成ファイル

可変長順編成ファイル

テキストファイル

集約項目のデータ形式が,次のどれかの場合は不正データと見なされます。

  • 数値部が0〜9以外の値

  • 符号部が不正な場合

    内部10進数の場合は,(C)16(正),(D)16(負),(F)16(絶対値)以外の値

    外部10進数の場合は,3(正),7(負)以外の値

  • 外部10進数の場合,ゾーン部が3以外の値

CSVファイル

集約項目のデータ形式が,次のどちらかの場合は不正データと見なされます。

  • 引用符,数字,符号,通貨記号,空白,小数点,およびコンマ以外の文字を含む場合

  • データ中に含まれる引用符,符号,通貨記号,空白,小数点,およびコンマの位置が不正な場合

    除外文字の位置規則については「付録B CSVファイルのデータの扱い(SORT EEの機能)」を参照してください。