ソートマージ


1.8 ファイル分割機能とは(SORT EEの機能)

ファイル分割機能とは,入力ファイルを指定された分割基準を基に分割し,出力ファイルへ出力する機能です。ファイル分割方法を次の表に示します。

表1‒1 ファイル分割方法

分割方法

(パラメタ)

分割基準

分割

ファイル数

ファイル分割の求め方

均等分割

(-splitfile)

出力ファイル数

(平均レコード件数)

任意

平均レコード件数=総レコード件数÷分割ファイル数

出力ファイル数

(平均ファイルサイズ)

平均ファイルサイズ=総ファイルサイズ÷分割ファイル数

定数分割

(-splitdata)

指定レコード件数

不定

分割ファイル数=総レコード件数÷指定レコード件数

指定ファイルサイズ

分割ファイル数=総ファイルサイズ÷指定ファイルサイズ

キー分割

(-splitkey)

分割キー

不定

分割ファイル数は,キーの種類や指定個数によって変動

注※

分割ファイル数は,計算結果の切り上げになります。

例えば,定数分割(分割基準:指定レコード件数)の場合,総レコード件数100件,指定レコード件数3件のとき,3レコードのファイルが33個と1レコードのファイルが1個作成されます。

<分割方法>
均等分割(-splitfileパラメタ指定)
  • 指定された分割ファイル数を基に,ファイルを均等に分割して出力します。

  • 分割した出力ファイルの平均値は,入力ファイルのレコード件数またはファイルサイズを基に算出します。

定数分割(-splitdataパラメタ指定)
  • 指定されたデータ量(レコード件数またはファイルサイズ)で,入力ファイルを分割して出力します。

  • 出力する分割ファイルの数は不定です。

キー分割(-splitkeyパラメタ指定)
  • 指定されたキーでファイルを分割して出力します。

  • 出力する分割ファイルの数は不定です。

<オプション>

ファイル分割機能の実行順序については,「4.2.1 機能の実行順序」を参照してください。