1.8 ファイル分割機能とは(SORT EEの機能)
ファイル分割機能とは,入力ファイルを指定された分割基準を基に分割し,出力ファイルへ出力する機能です。ファイル分割方法を次の表に示します。
分割方法 (パラメタ) |
分割基準 |
分割 ファイル数 |
ファイル分割の求め方※ |
---|---|---|---|
均等分割 (-splitfile) |
出力ファイル数 (平均レコード件数) |
任意 |
平均レコード件数=総レコード件数÷分割ファイル数 |
出力ファイル数 (平均ファイルサイズ) |
平均ファイルサイズ=総ファイルサイズ÷分割ファイル数 |
||
定数分割 (-splitdata) |
指定レコード件数 |
不定 |
分割ファイル数=総レコード件数÷指定レコード件数 |
指定ファイルサイズ |
分割ファイル数=総ファイルサイズ÷指定ファイルサイズ |
||
キー分割 (-splitkey) |
分割キー |
不定 |
分割ファイル数は,キーの種類や指定個数によって変動 |
- <分割方法>
-
- 均等分割(-splitfileパラメタ指定)
-
-
指定された分割ファイル数を基に,ファイルを均等に分割して出力します。
-
分割した出力ファイルの平均値は,入力ファイルのレコード件数またはファイルサイズを基に算出します。
-
- 定数分割(-splitdataパラメタ指定)
-
-
指定されたデータ量(レコード件数またはファイルサイズ)で,入力ファイルを分割して出力します。
-
出力する分割ファイルの数は不定です。
-
- キー分割(-splitkeyパラメタ指定)
-
-
指定されたキーでファイルを分割して出力します。
-
出力する分割ファイルの数は不定です。
-
- <オプション>
-
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終了メッセージは,出力ファイル数だけ出力します。これらのメッセージを環境変数によって抑止できます。詳細については,「2.25 メッセージ抑止機能(SORT EEの機能)」を参照してください。
-
環境変数によって,出力するレコードが0件のファイルについてファイル出力抑止ができます。詳細については,「2.26 0件ファイル出力抑止機能(SORT EEの機能)」を参照してください。
-
出力ファイルの逐次オープンができます。詳細については,「2.24 ファイル逐次OPEN/CLOSE機能(SORT EEの機能)」を参照してください。
-
ファイル分割機能の実行順序については,「4.2.1 機能の実行順序」を参照してください。