ソートマージ
パラメタには,必ず指定するパラメタと任意に指定できるパラメタの2種類があります。
wnsortevコマンドのパラメタファイルの先頭を意味します。この指定は省略できません。
日付(英数字)項目の基準年度を指定します。2桁以下の数値で指定します。
基準年度はキーの比較時に,指定した値を年度の先頭に位置づけ,それより小さい値には,100を加えた値を設定します。
この指定は,省略できます。ただし,SORTをインストールしたときに,初期値として「70」が設定されています。
指定を省略した場合,または「0」を指定した場合は,文字項目で指定した結果と同じです。
コマンド実行時のメッセージ出力オプションを指定します。
この指定は,省略できます。省略した場合は「0」が設定されます。
コマンド実行時のメッセージの出力先ファイル名を指定します。
この指定は,「msg_opt」パラメタで「3」または「4」を指定した場合にだけ有効となります。
ソート用一時ファイルを割り当てるディレクトリを指定します。この指定は,ソートの実行時だけ有効となります。
中間ファイルを割り当てるディレクトリを指定します。この指定は,拡張SORTコマンド(WNSORTEXまたはWNSORTEX64)実行オプションで2個以上の指定をした場合だけ有効となります。
マージ用一時ファイルを割り当てるディレクトリを指定できます。この指定は,ソートの実行時だけ有効となります。
ソート機能でワークバッファとして使用するメモリの容量をKBまたはMB単位で指定します。ワークバッファサイズは,メモリ量と単位で指定します。
メモリ量の指定範囲を次の表に示します。
表15-5 メモリ量の指定範囲(環境ファイル)
SORTの種別 | レコード長 | 最小値 | 最大値 |
---|---|---|---|
32ビット版 | 32,767以下 | 128KB | 2,000MB |
32,768以上 | 256KB | 2,000MB | |
64ビット版 | 32,767以下 | 256KB | 2,000MB |
32,768以上 | 384KB | 2,000MB |
メモリ量の単位を,KBにするかMBにするか指定します。
また,単位を省略した場合はKB(k)が設定されます。
指定例を次に示します。
(例1)1,024KB→「work_size=1024k」または「work_size=1024」
(例2)2MB→「work_size=2m」
「KBLS290-E メモリが不足しました。」が発生しないように,ワークバッファ内のSORT情報を一時ファイルに格納するための一時ファイルディレクトリを指定します。この指定は,ソートの実行時だけ有効となります。メッセージが表示されたときの原因と対処方法の詳細は,「付録K メッセージ」を参照してください。
UTF-8のテキスト編成ファイルの場合,Unicodeシグニチャとして(X'EFBBBF')を入力ファイルから読み飛ばさせるオプションに「unicode」を指定します。
UTF-8のテキスト編成ファイルの場合,Unicodeシグニチャとして(X'EFBBBF')を出力ファイルに付加するオプションに「utf8」を指定します。
SORTのコマンド処理が異常終了した場合に作成されるデバッグ情報ファイルの出力先ディレクトリを指定します。デバッグ情報ファイルの詳細は,「19.2.2 デバッグ情報ファイル」を参照してください。
SORTの機能拡張オプションを使用する場合,SORT_EEオプションを指定します。
SORTの機能拡張オプションについては,「2.21 SORTの機能拡張オプション(SORTの機能)」を参照してください。
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