uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)

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3.11 実行中のジョブ情報表示機能

実行中のジョブ情報を表示するbjexlsexjobコマンドによって,コマンド投入時点で実行しているジョブの一覧や詳細を表示できる。

<この節の構成>
(1) 表示されるジョブ情報
(2) セットアップ時の設定
(3) 設定ファイルの指定
(4) ジョブの多重度制御

(1) 表示されるジョブ情報

表示されるジョブ情報には,全ジョブ一覧の簡易表示と特定ジョブの詳細表示に分けられ,表示コマンドのオプションで指定する。

表示されるジョブ情報一覧を次の表に示す。

表3-25 表示されるジョブ情報一覧

ジョブ情報 簡易表示 詳細表示
実行中のジョブ一覧表示 実行中のジョブのCPU使用時間表示
JP1のジョブ番号
JP1の実行優先順位
ジョブ識別子
ジョブ名
ステップ名
プロシジャステップ名
ジョブ実行開始時刻
ステップ実行開始時刻
ジョブコントローラプロセスのプロセス番号
ジョブステッププロセスのプロセス番号
ジョブで使用したCPU時間
ジョブステップで使用したCPU時間
ジョブステッププロセスの優先度
ジョブステッププロセスの実行プログラム名
ジョブ定義XMLファイル名

(凡例)
○:表示される情報
−:表示されない情報

(2) セットアップ時の設定

実行中のジョブ情報表示機能を使用する場合,BjexSvcサービスが開始されている必要がある。BjexSvcサービスの開始については,「2.1.1 インストール」を参照のこと。

(3) 設定ファイルの指定

実行中のジョブ情報表示機能は,設定ファイルのJOB_STATUS_DISPLAYパラメータでENABLEを指定することで使用できるようになる。また,実行中のジョブ情報は共有メモリで管理しており,同時に実行するジョブの多重度をLOCK_JOBMPLXパラメータで設定する必要がある。

(4) ジョブの多重度制御

実行中のジョブ情報表示機能使用時は,排他/共有制御と同様にジョブの多重度制御が実行される。

LOCK_JOBMPLXパラメータで指定したジョブの多重度を超えた場合,新たなジョブの実行は待たされ,KAKC1652-Wメッセージを出力する。

その後,実行中のジョブが終了し実行待ちが解除された場合,KAKC1653-Iメッセージを出力し,ジョブ実行を開始する。