Cosminexus TPBroker for Java Version 4(32ビット用Windows,AIX版,HP-UX,またはSolaris) が提供するCORBAクライアント機能を使用している場合の,プログラムのソースコードの移行について説明します。CORBAクライアント機能は,TPBroker for Java Version 3と互換性のあるCORBA2.1に準拠したORB機能が提供しています。
- アプリケーションのソースコードの移行
Cosminexus TPBroker Version 5で提供しているORB機能は,Cosminexus TPBroker for Java Version 4で提供している ORB機能からORBのインタフェースを変更しているため,アプリケーションのソースコードに互換性がありません。そのため,Cosminexus TPBroker Version 5のORBインタフェースを使用して,アプリケーションのソースコードを再作成してください。
- IDLファイルの移行
Java 2 SDK 1.4の言語仕様が変更されて,パッケージのないクラスのimport文は,コンパイルエラーとなるようになりました。IDLファイル内でtypedef宣言をする場合は,module文の中で宣言する必要があります。そのため,Cosminexus TPBroker for Java Version 4のORB機能で使用していたIDLファイルを移行するときにはソースコードを見直してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, Hitachi, Ltd.