トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド
ORBではCORBA::ORB_init()でSetConsoleCtrlHandler()を用いてコントロールハンドラの登録を行い,コントロールハンドラ内でORBの終了処理のあとにFALSEをリターンしています。この機能は,コントロールハンドラがリターンする値の設定,およびCTRL_BREAK_EVENTの発生時にデフォルトの処理で行っているORBの終了処理を行うかどうかの設定をする機能です。
環境変数 | プロパティ | 指定範囲 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
HVI_CTRLHANDLER_RTN | vbroker.orb.htc.ctrlHandlerRtn | true|false | false |
CTRL_BREAK_EVENTの発生時に,ORBのコントロールハンドラがリターンする値を設定します。
コントロールハンドラがリターンする値TRUEおよびFALSEの意味については,Microsoft社が提供するSetConsoleCtrlHandler関数の仕様をMSDNなどでご確認ください。
環境変数 | プロパティ | 指定範囲 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
HVI_CTRLHANDLER_NOCLEANUP | vbroker.orb.htc.ctrlHandlerNoCleanup | true|false | false |
CTRL_BREAK_EVENTの発生時に,ORBのコントロールハンドラ内でORBの終了処理を行うかどうかを設定します。ORBの終了処理を行う場合,以降のプロセス上でORBの機能を使用できません。
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